今回は、たこ焼きの移動販売を行う「えでん」様のLステップ導入事例をご紹介します。
支援前の課題
- いつどこで販売しているのかが伝わっていない
- 待ち時間が長く、最長3時間待ちもあった
- 早々に完売する日もあり、買えないお客様も多数いた
支援後の成果
- Instagram+LINEで発信し、情報の到達率が向上
- 待ち時間は30分程度、長くても1時間に短縮
- 予約システムの構築により事前準備を改善、売上は1.2倍にアップ
LINEに予約システムを構築し、事前に販売個数や受け取り時間を把握できるようになったことで、売上アップ・待ち時間の短縮につなげた好事例です。
構築を担当した弊社の代表とのインタビュー形式でご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。⇒LINE運用サービス説明資料の無料ダウンロードはこちら
株式会社BALSA代表/Lステップ認定コンサルタント
LINE公式アカウントおよび、Lステップの構築・運用支援を基軸にしたマーケティング支援に従事。累計50社以上の企業LINE公式アカウントの立ち上げ運用に携わり、運用したアカウント数は累計200を超える。これまで担当した業種は、フィットネス、クリニック、学習塾、Webスクール、コンサルティング、ECなど、あらゆるジャンルでの運用に対応。
目次
移動販売にありがちな課題を解決すべく、Lステップを提案
――BALSAがLINE構築に入ったきっかけからお聞かせいただけますか。

中川さん
たこ焼き屋「えでん」オーナーのカズヤさんは、僕の高校の同級生なんですよ。同じ野球部でした。
たこ焼き屋の移動販売を始めたことは知っていて、SNSでお店の動きを見ていたんですよね。
ここなら力になれると思うところがあって、LINE入れてみない?と僕から連絡したのがきっかけです。
――提案した当時、カズヤさんはLステップをご存じでしたか?

中川さん
いえ、まったく知らなくて、LINE公式アカウントもやっていませんでした。
僕からの提案ならというのと、お店の運営にプラスになるならやってみようと思ってくれたようで、導入を決めてくれました。
――Lステップの導入はいつ頃ですか?

中川さん
2021年の5月頃です。ちなみにLステップを導入した当時は移動販売でしたが、2023年の10月に実店舗をオープンしています。
――Lステップ導入当時、ショーゴさんからみてどのような課題がありましたか?

中川さん
主な課題は次のとおりです。
- いつどこで販売しているのかが伝わっていない
- 待ち時間が長く、最長3時間待ちもあった
- 早々に完売する日もあり、買えないお客様も多数いた
移動販売にありがちな課題が、いつどこに出店されるかが伝わりきらないことです。
えでんの場合、岐阜県関市、愛知県春日井市、名古屋市名東区の3つの拠点があり、1週間ごとに移動していて、販売場所はInstagramで発信していました。
もちろんInstagramで出店情報を確認してくださる人もいますが、他の投稿に埋もれたり流れたりして、気付かない場合もありますよね。出店情報が行き届いていない点は、オーナーも課題に感じていました。
――たこ焼き屋さんで待ち時間が3時間ってすごいですね。

中川さん
えでんのたこ焼きは本当に美味しくて、オーナーの人柄やサービスもいいので、すごく人気なんですよ。
とは言え3時間待ちはさすがに長いですし、当時はコロナ禍真っ只中だったので、行列に並んで待つことにも抵抗がある時期でした。
気兼ねなく購入できるよう待ち時間の短縮ができないか、あとはInstagramのストーリーズで「本日完売です」といった投稿が目立つようになっていたので、その点も改善できないかなと考えていました。
LINEに予約システムを構築し、事前に販売数を把握できる体制に
――課題に対して、どのような構築をされましたか?

中川さん
出店情報のお知らせと予約ができる場所として、LINEの活用を提案しました。
出店スケジュールはInstagramの投稿に加えてLINEでも配信し、情報の到達率を高めています。
予約については、電話やInstagramのDMで受けていましたが、当日のピーク時に連絡がくると見落としもあったようです。
そこで、Lステップの回答フォーム機能で予約フォームを作成しました。味や個数、受け取り希望日・時間など、すべて入力できるようになっています。
ある程度の販売個数や受け取りの時間を事前に把握できれば、多めに材料を準備したり、予約の時間には多めに作っておいたりできるので、売り切れを減らし、待ち時間の短縮につながると考えました。予約導線はリッチメニューに設置しています。
――シンプルなリッチメニューで見やすいですね。

中川さん
お客様が見たい情報って限られていますよね。必要最低限の情報をシンプルにまとめるのがよいと思っていて、えでんの場合はこれだけあれば十分だと思います。
構築した当初は、えでんの想いを伝えられたらファンも増えるかなと思い、想いが見れるボタンも設置しましたが、今は情報を絞り込んでいます。
最長3時間あった待ち時間は30分に短縮、売上は1.2倍に増加
――構築の成果をお聞かせいただけますか。

中川さん
まず、最長3時間あった待ち時間は、現在は30分程度、長くても1時間程度に短縮できたと聞いています。
また、売上は1.2倍ほどに増加し、そこから落ちていないようです。出店する度に来てくれて、LINEで「美味しかったよ」とメッセージをくれる方もいるみたいです。
予約については、LINE登録者数528名(2023年10月時点)に対し、事前予約を利用したことがある人は225名。約4割の方にLINEの予約システムを活用いただいています。
これまでLINE経由の総予約数は746件あるので、一人あたり3.3回ご注文いただいている計算です。リピート率も非常に高いですね。
――かなり成果が出ていると言えるのではないでしょうか。

中川さん
そうですね。ただ、うまくいった理由は、たこ焼きが美味しいからだと思っています。
ゼロのものにLステップを掛け合わせても、ゼロなんですよ。
口コミを見てもらってもわかりますが、味・サービス・人柄がいいので、Lステップを掛け合わせたときに伸びたんですよね。
――LINEへの集客はどのようにされているのでしょうか?

中川さん
Instagramの他、お店の名刺と商品に同梱するチラシにLINEのQRコードを付けてご案内しています。
――移動販売でLステップを使っているお店は結構ありますか?

中川さん
いや、まだ全然ないと思います。Instagramを始めるところがほとんどですね。
――今回の事例を聞くと、移動販売や飲食店でのLINE・Lステップの活用は相性がよさそうですが、いかがでしょうか?

中川さん
そうですね、Instagramの運用も非常に有効ですが、LINEも一緒に活用できるとよりよいです。
Instagramはフォロワー、LINEの友だちは顧客リストと表現しますが、これらは明確に違いがあります。
「LINE登録するステップが入ると煩わしくないですか?」
「フォロワーで十分ですよ」
と言う人もいますが、リスト化も絶対した方がよいです。
――リスト化を推奨する理由をお聞かせいただけますか?

中川さん
フォロワーさんって誰かわからない人も多いですよね。
仮にある日突然、Instagramのアカウントが乗っ取られたり垢BANされたりしたら、知り合い以外のフォロワーさんにはもう連絡できません。でもリスト化できていれば、アカウントが消えてしまっても連絡はできます。
その他、Instagramでも情報発信はできますが、投稿やストーリーズを上げても気づかれずに流れてしまうケースは少なくありません。でもLINEはブロックされない限り気づいてもらえるので、情報の到達率も違います。
InstagramやYouTubeだけを使って宣伝や告知をするか、LINEも組み合わせていくかで、成果は大きく異なります。
別のクライアント様で「SAKIYOMI」という、Instagramの運用代行を手がける企業があるのですが、同社でもLステップを使ってリスト化しています。何万人とフォロワーがいる運用のプロでも、Instagramだけで完結すればよいとは考えていません。
――なるほど、リスト化の重要性がよくわかりました。ちなみに現在、えでん様の運用支援はしていますか?

中川さん
いえ、運用はオーナーがしています。Lステップに詳しくない人でも操作できるシンプルな構築にしてあるので、問題なく運用できています。
――オーナー様はLステップを導入して、どのような感想を持たれていますか?

中川さん
Lステップを導入してすごく満足してくれています。以下ご本人からのコメントです。
「Lステップで予約システムを作ってからは前の日には予約がわかるので、予約が多い時間帯はあらかじめ多めに作っておくことができ、スムーズにお渡しできるようになりました。この仕組みがある・ないで、顧客満足度は絶対変わると思います。
売り切れてしまって買えなかった人にはLINEを案内して、予約販売のことを伝えるようにしているのですが、そこで登録してくれる人もたくさんいるんですよ。
LINEを導入していなかったら待ち時間は長いままで、「来てもどうせ買えない」と思われてしまって、1回も食べずに終わっちゃう人も多かったのではないかと思います。
また、ショーゴさんの対応は非常にレスポンスが早く、安心感がありました。ヒアリングをしっかりしてくれて、オーナー目線で考えてくれるのでとても心強いです。」
――最後にショーゴさんから一言お願いします。

中川さん
指示されたものをその通りに作ることは簡単ですが、オーナー様の中には課題に気づいていない方も多く、欲しいものと必要なものが異なるケースも少なくありません。
ですのでヒアリングを通して、なりたい姿や理想像を確認し、必要なものを提案することを心がけています。
基本的に自分が応援したい商品やサービスを扱う方に提案しますし、関わった以上はうまくいってほしいと思うので、オーナー様と作業者の関係ではなく、集客からリピーター対策、マーケティング全般の伴走者を目指しています。
まとめ
今回は、 たこ焼き屋えでん様のLステップ導入事例をご紹介しました。
- 「自社あったLINEの活用方法を知りたい」
- 「LINE運用をプロに相談したい」
このような方は、250のアカウント運用実績を誇るBALSAにぜひお問い合わせください。
さまざまな業種や課題に対応してきた経験をもとに、最適なご提案をさせていただきます。