LINE公式アカウントは、集客ビジネスを効率的に運用できるマーケティングツールとして、企業や店舗で活用されています。
SNSの中で利用者数が国内でNo.1で、幅広い年齢層が利用するLINEは、事業の大小にかかわらずマーケティングにおいて最も注目されている市場です。
この記事では、LINE公式アカウントのメリットやおすすめの使い方について紹介します。
これからLINE公式アカウントを導入する、もしくは導入を検討しているという方は、最後まで読んで参考にしてみてください。
LINE公式アカウントのメリット
ここではLINE公式アカウントを導入するメリットについて、紹介していきます。
LINE公式アカウントの主なメリットは5つ
一つずつ説明します。
LINE公式アカウントのメリット① 利用者数が多い
LINEの利用者は9,700万人(2023年6月末時点)と、SNSで国内最大の利用者数を誇ります。
また利用者は10代〜60代以上と、全ての年代でLINEが利用されており、企業や店舗は、年代を問わず幅広いユーザーにアプローチができる市場と捉えられています。
引用元|LINE キャンパス
またLINE利用者の居住地は、人口の多い少ないに関わらず日本全国で利用されており、ビジネスにおける市場価値はとても高いといえるでしょう。
引用元|LINE キャンパス
そのためLINE公式アカウントは、幅広い年齢層・日本国内全てにおいて網羅できるツールといえます。
LINE公式アカウントのメリット② 開封率が高い
LINE公式アカウントで配信するメッセージは、通常のメールと比べても開封率が良いとされています。
また、メルマガと比べた場合の開封率は1.8倍の結果です。
引用元|LINEキャンパス
約80%が、メッセージ配信後の同日に開封されるほどです。
またメッセージを配信後に「すぐ見るが約2割」「3〜6時間以内で見るが過半数」と、期間限定の告知でも多くの方に届けられます。
LINE公式アカウントから配信されるメッセージは、メルマガよりもクーポンの受け取り〜商品購入までの流れを作りやすく店舗経営にはおすすめです。
LINE公式アカウントのメリット③ 無料でも始められる
LINE公式アカウントの料金形態は「コミュニケーションプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つあります。
ひと月に無料で配信できるメッセージ数の差がある以外、使える機能はどのプランも同じです。
そのため、規模の小さい段階ではじめる場合は、無料で登録できる「コミュニケーションプラン」をおすすめします。
引用元|LINEキャンパス
友だち登録数の増加に合わせて、メッセージ数が不足する前にプラン変更をするといいでしょう。
◾️LINE公式アカウントのプランや配信コストについて、詳しく知りたい方はこちらも読まれています。
LINE公式アカウントのメリット④ 友だち登録が簡単
LINE公式アカウントは、ボタン一つで簡単に友だち登録が可能です。
メルマガや各サイトからメールアドレスを使った登録の場合、メールアドレスの入力をはじめ、個人情報の入力を求められるケースがあります。
しかしLINE公式アカウントは、「QRコード」「友だち追加ボタン」で読み込みするか、タップするだけの簡単操作で登録を促せます。
ユーザー情報が欲しい場合は、友だち登録後に挨拶メッセージを使ってアンケートを配布し、回答から情報を得ることも可能です。
そのため、企業や店舗でも公式LINE登録のハードルが低いため、友達を増やしやすい特徴があります。
LINE公式アカウントのメリット⑤ 機能性が高い
LINE公式アカウントは、集客や商品の販促に特化した機能を備えています。
- クーポンの配布
- ショップカードの配布
- アンケートの配布
- 配信効果の分析
クーポンやショップカードの配信方法は、ターゲットを絞り込んで配信することでより効果を高められます。
集客や商品普及に役立つ機能が、無料プランから使えるため活用しましょう。
◾️LINE公式アカウントの配信方法を詳しく知りたい方は、こちらも読まれています。
また友だちに向けた配信内容から、配信効果の分析もできます。
引用元|LINEキャンパス
分析から得た結果から、配信するメッセージ内容や配信方法の改善に役立てることが可能です。
◾️LINE公式アカウントで使える機能を詳しく知りたい方は、こちらも読まれています。
LINE公式アカウントのおすすめの使い方
LINE公式アカウントは、集客・売上げに直結するおすすめの使い方を紹介します。
LINE公式アカウントで、自社商品を販促していくうえで必要不可欠な要素は「友だちを増やす」ことです。
友だち登録してくれるユーザーは店舗や商品を認知している方が多く、そのまま集客や売り上げに直結します。
そのため、多くの方へ友だち登録を促すことが重要です。
下記のグラフでは、友だち登録後に「クーポンの利用」「商品の購入」をされた方が多数いることがわかります。
そのためLINE公式アカウントを導入した後は、まず「友だちを増やす」ことをおすすめします。
一つずつ例を交えて説明します。
こちらで紹介する例は、LINEヤフーfor Business内で掲載されている内容を、参照・引用して紹介しています。 |
LINE公式アカウントのおすすめの使い方① 店頭POPや掲示物による告知
LINE公式アカウントのおすすめの使い方 一つ目は、店頭POPや掲示物を活用して「友だち追加」を促す方法です。
店内の目につく場所(レジ前・テーブル上)に設置して、新たな友だち登録を促します。
下記の画像は店頭POPや掲示物の設置例として参考にしてみてください。
LINE公式アカウントで、友だち追加を簡単に促せるツールも準備できるため活用するといいでしょう。
各POPや掲示物は、有償となりますがWeb版管理画面の「友だち追加ガイド」から購入可能です。
◾️LINE公式アカウントに友だち追加してもらう方法をもっと見たい方は、こちらも読まれています。
LINE公式アカウントのおすすめの使い方② QRコードを発行
LINE公式アカウントのおすすめの使い方 二つ目は、QRコードを発行して友だち追加を促す「友だち追加」を促す方法です。
こちらも店頭POP同様に、Web版管理画面の「友だち追加ガイド」から「友だち追加ボタン・友だち追加URL・QRコード」が発行できます。
友だち追加時の特典訴求をしながら訴求するといいでしょう。
友だち追加ボタン|ボタンをクリックした後にLINE公式アカウントの友だち追加画面に遷移する仕組みです。
店舗のWebサイトやブログに友だち追加ボタンを設置して、友だち追加を促します。
友だち追加QRコード・友だち追加URL|QRコードをスキャンすると友だち追加できる仕組みです。 メニューやチラシ、名刺がある場合は見える箇所に印刷しておくことをおすすめします。 SNSやメールマガジンは「友だち追加ボタン」が設置できない場合もあるため、「友だち追加URL」を記載することがおすすめです。 |
活用事例① Webサイトを活用した「友だち追加ボタン」施策の例
プロカメラマンに撮影を依頼できるWebサイト内に、友だち追加ボタンを配置して促す。
サイト上の案内と広告を使い、友だち登録から1,000人以上増やした会社様です。
「友だち追加」で進捗が思わしくないと感じる場合は、ボタンの設置箇所を見直すことをおすすめします。
上記のように「友だち追加ボタン」を設置して、7割がLINE経由のお問い合わせに繋がっています。
活用事例② A4サイズのPOPをを活用した「友だち追加QRコード・友だち追加URL」施策の例
店内POPに「QRコード」を設置して友だち追加を促し、その場で使えるクーポンを配布している飲食店様です。
友だち登録数を増やすコツは、「いかにお得な情報訴求をするか」を重視して取り組まれています。
店内のPOPに合わせ、接客中に声掛けを行い、結果、約9,700名の友だち獲得に成功しています。
また、コロナによる自粛期間中は、LINE公式アカウントの配信を活用してデリバリー弁当のみで、前年比121%の売上を獲得する。
「友だち登録」の施策から、売上増加の流れを確立した店舗様です。
LINE公式アカウントのおすすめの使い方③ 限定・お得情報の配信
LINE公式アカウントのおすすめの使い方 三つ目は、限定・お得情報の配信から「友だち登録」を促す方法です。
LINE公式アカウントの機能を活用して、リッチメッセージやクーポン、限定特典やお得な情報を配信して友だちを増やします。
[配信する内容]
「1カ月に1度のクーポン配布・限定情報・お得情報の配信」など、友だちにメリット体感してもらう。 友だちの口コミ拡大や、LINE公式アカウントのブロック率低下に一役買います。 |
活用事例 クーポン配布を活用した「限定・お得情報の配信」施策の例
国内外で約100店舗を展開する飲食店様では、お得なキャンペーンやプレゼント企画、定期的なクーポンを配信して来店機会を増やしています。
友だち追加したユーザーに配信されるクーポンは、開封率90%を超えた店舗(同社調べ)もあるほどです。
[目的]
[施策]
[効果]
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既存客を大切にしつつ若年層の新たなファン獲得に向けて、LINE公式アカウントを開設し上記の施策を打ち出し結果を残しています。
LINE公式アカウントのおすすめの使い方④ インセンティブ付与
LINE公式アカウントのおすすめの使い方四つ目は、インセンティブ付与から「友だち登録」を促す方法です。
インセンティブ付与とは、友だち登録をしたその場で「商品がもらえる」といったサービスを受けられます。
友だち追加した後のメリットが分かりやすい施策で、友だち増加に繋がりやすい利点が特徴です。
活用事例 友だち登録のメリットを活かした「インセンティブ付与」施策の例
LINE公式アカウントへ友だち追加したユーザーに、その場で使える「チーズケーキ」の無料クーポンを配布する施策です。
割引きではなく、主力メニューを堪能してもらい店舗のファンを増やす方法で、結果を残されています。
通常のLINE公式アカウントの配信は、店舗やキャンペーン情報を配信してユーザーと関係性を高めることに注力。
来店された際には、主力メニューで「リピート客」を増やす施策で店舗のファン化を促進させるのが狙いです。
[目的]
[施策]
[効果]
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もう一つの仕掛けは、「ショップカード」を使った施策も同時進行し、リピーター育成に繋げています。
ゴールを20ptに設定し、5ptごとにインセンティブ付与しながら、常時・雨天時の来店数を一定に保つ「グループ利用・雨の日企画」など、リピート客を獲得しています。
LINE公式アカウントのおすすめの使い方⑤ 友だち追加広告の活用
LINE公式アカウントのおすすめの使い方 四つ目は、友だち広告の活用で「友だち登録」を促す方法です。
「友だち追加広告」は、LINE公式アカウントの管理画面からLINE広告を簡単に出稿できる機能です。
広告出稿費が発生しますが、より効率的に友だち追加を促せます。
友だち広告は、LINEの利用者全てが対象となるため、年齢性別に関係なく幅広いユーザーへ友だち追加をしてもらえる特徴を持っています。
活用事例 LINE利用者の全てを対象とした「友だち追加広告」施策の例
第二新卒向けの転職支援を行う事業で、2020年3月中旬にコロナ禍が深刻化する時期に「友だち追加広告」を採用した施策を実施する。
メディア経由の問い合わせを軸に、他の集客手段を目的に期間限定で試験的に出稿した結果、友だち獲得の単価としておおよそ300円で、会社面談になる友だちを約10名獲得しています。
LINE公式アカウントへ友だち登録をされた方は、チャットボットを活用して転職サポートの面談予約サービスを提供しています。
現在は、オウンドメディア経由の集客が順調なため使用はしていないものの、今後は「市場の変化を見極めながら、再出稿も視野に入れている」と総括されています。
LINE公式アカウントは、日々の発信で繋がりを強くしファン化させることで、興味関心を持つユーザーから長く利用されるツールです。
業種も飲食系をはじめ、さまざまな業態で利用されているLINE公式アカウントは、友だち追加から売上増加のきっかけを作れます。
LINE公式アカウントは、友だちの繋がりからビジネスを加速できるツール
この記事では、LINE公式アカウントのメリット、おすすめの使い方を紹介しました。
日本国内で一番利用されているLINEは、個人でも企業や店舗でも活用する場の幅が広いツールです。
LINE公式アカウントのおすすめの使い方で紹介した活用事例を参考に、まずは「友だちを増やす」ことから、スタートしましょう。
その先に、友だちの広がりから企業や店舗の売上に繋がる新たな出会いが待っています。
またLINE公式アカウントの運用を自動化して、さらに効率化を図りたい方は『Lステップ』の導入をおすすめします。
Lステップなら、友だちの興味や関心に合わせたメッセージ配信も自動でできるため、運用側の手間も掛かりません。
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