LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法や活用事例も解説!

LINE公式アカウントの「セグメント配信」は、顧客の属性にあったアプローチができるツール。

活用次第では、アカウントのファン化だけではなく、集客や売上アップも期待できます。

そこで今回は、LINE公式アカウントのセグメント配信について設定方法や得られる効果・注意点を詳しく解説します。

 

本記事の内容
  • LINE公式アカウントのセグメント配信とは?
  • セグメント配信で得られる3つの効果
  • セグメント配信の設定方法
  • セグメント配信の注意点
  • セグメント配信の活用事例

 

活用事例もあわせて紹介しますので、LINE公式アカウントの運用のお役に立てると幸いです。

LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは

セグメントとは、市場や顧客の特性をもとにグループ別に分類すること。

  • 「関東在住」
  • 「30代女性」
  • 「商品を購入済み」 など

 

上記のように顧客ごとに特徴をわけ、一人ひとりに沿ったメッセージを送ることを『セグメント配信』といいます。

顧客のニーズと配信内容を一致させるためには、グループ分けが欠かせません。

セグメント配信で得られる3つの効果

LINE公式アカウントのメッセージ開封率はメルマガの約3倍の効果があり、成約率を圧倒的に上げています。

ここでは、セグメント別の絞り込み配信により得られる効果を3つ紹介しましょう。

 

効果①ユーザーからの反応率を高められる

「性別・年齢・趣味」など顧客の特性に基づいてグループ化すると、反応数の増加を期待できます。

 

顧客層によって届けるべき内容例は、以下のとおり。

【性別】 男性 男性 女性 女性
【年齢】 20代 50代 20代 50代
【興味・関心】 筋トレ ゴルフ 美容 美容
【配信内容】 ・トレーニング方法

・おすすめジム

・ゴルフのコツ

・おすすめゴルフ場

・ニキビ対策

・プチプラコスメ

・シワ対策

・デパートコスメ

 

同じ性別でも、興味や関心が異なれば配信する内容も当然変化するでしょう。

同性かつ同じ分野に興味・関心を持っていても、年齢によって悩みは違います。

 

そんなときに役立つのが、セグメント配信。

ユーザーの属性によって配信内容を変えられるので、一斉送信よりもピンポイントでアプローチできます。

「メッセージを送っても反応が少ない…」と悩んでいる方は、絞り込み配信を実践してみてください。

効果②LINE公式アカウントのブロックを防げる

セグメント分けした配信は、顧客の関心度が高い内容を中心に配信できるため、ブロック率を抑えられるでしょう。

 

ブロックされる可能性の高い配信例は、以下のとおり。

  • サッカーに興味があり、スポーツメディアの公式アカウントを登録したのに、卓球の内容ばかり配信される。
  • ニキビ対策がしたくて美容系の公式アカウントを追加したのに、シワやたるみ改善の情報ばかり流れる。

 

求めていない情報を毎日送られると、顧客はストレスに感じてブロックするはず。

しかし、セグメント機能は顧客の欲しい情報を提供できるため、ブロックを防ぐだけではなく、満足度の向上にもつながります。

 

メッセージ送信後にブロック率が増加した場合、顧客のニーズと配信内容が合っていない可能性が高いです。

相手が興味のあるジャンルを把握したうえで、メッセージ配信してみてください。

効果③課金せず無駄なメッセージ配信を減らせる

あらかじめ配信する相手を絞っておくことで、メッセージ通数の節約が可能に。

 

LINE公式アカウントは、送れるメッセージ数に制限があります。

【プラン】 【無料メッセージ】 【追加メッセージ】
コミュニケーションプラン 200通/月 不可
ライトプラン 5,000通/月 不可
スタンダードプラン 3万通/月 ~¥3/通
 2023年6月1日からLINE公式アカウントの料金プランが改定され、無料メッセージ数が大幅に減りました。

 

従来どおり一斉送信をおこなっているとすぐ上限に達し、プラン変更をせざるを得ません。

そのため、セグメント配信を利用して効率よく運用するのがおすすめです。

顧客が求めている情報を提供し、1通あたりの成約数を上げましょう。

活用したい!2つのセグメント機能

ここでは、ぜひ活用してほしいセグメント機能を紹介します。

LINE公式アカウントで配信先を絞り込む方法は、以下の2つ。

 

ひとつずつチェックしていきましょう。

属性

LINE公式アカウントで分類できる属性は5つ。

 

【性別】 ・男性

・女性

【年齢】 ・14歳以下

・15〜19歳

・20〜24歳

・25〜29歳

・30〜34歳

・35〜39歳

・40〜44歳

・45〜49歳

・50歳以上

【エリア】 ・地方ごと

・47都道府県

【友だち期間】 ・6日以下

・7〜29日

・30〜89日

・90〜179日

・180〜364日

・365日以上

【OS】 ・Android

・iOS

・Windows Phone

・BlackBerry

・Nokia

・Firefox

 

セグメントを利用すると「30代 × 女性 × 関西地方」のように、条件に当てはまった顧客にのみメッセージを送ることができます。

オーディエンス

オーディエンスとは、あらかじめ作成した条件で特定の利用者を絞ってメッセージを送る機能のこと。

 

条件の作成方法は、以下のとおりです。

 

①ユーザーIDのアップロード

絞り込みの対象:「ユーザーが持つID」

顧客一人ひとりが持つ「ユーザーID」をTXT・CSV形式のファイルでアップロードすると、セグメント分けができます。

Massaging API」からユーザーIDの取得が可能。

 

しかし、取得の設定が難しいため、オーディエンスによる絞り込みを検討する際には、LINE構築のプロに相談するのがおすすめです。

②クリックターゲティング

絞り込みの対象:過去に送ったメッセージ内のリンクをクリックしたユーザー

 

配信後60日以内のメッセージがリストに表示されるため、その中からURLを選んでオーディエンスに設定します。

配信する際には、オーディエンスのサイズを50以上用意しましょう。

③インプレッションリターゲティング

絞り込みの対象:過去に送信したメッセージを開封したユーザー

 

配信後60日以内のメッセージから、対象となるメッセージを選んで設定してください。

配信を使うには、50以上のオーディエンスサイズが必要です。

④チャットタグオーディエンス

絞り込みの対象:「事前に作成したチャットタグでタグ付けされたユーザー」

 

たとえば「5月購入」「未購入」など、運営者がユーザーとのチャットに好きなようにタグをつけて管理できます。

⑤追加経路オーディエンス

絞り込みの対象:「経路別で友だち追加したユーザー」

 

利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。

⑥ウェブトラフィックオーディエンス

絞り込みの対象:特定ページにアクセスしたユーザー」

 

LINE公式アカウントには、顧客の足跡をたどるために「LINE Tag」というタグを付けられます。

LINE Tagは、以下の3種類です。

  • ベースコード
  • コンバージョンコード
  • カスタムイベントコード

 

設置したタグを顧客が踏むことで、アクセス数のカウントが可能に。

オーディエンスによるセグメント配信では、顧客の状況に応じてグループ分けができるので、うまく活用してみてください。

セグメント配信の設定方法3ステップ

ここでは、セグメント配信を設定する方法を解説します。

 

〈3ステップ〉セグメント配信の設定方法

〈ステップ1〉メッセージ作成画面を開く

初めに、ホーム画面左の「メッセージ作成」を選びましょう。

 

 

「メッセージ配信」の設定画面が表示されます。

 

〈ステップ2〉オーディエンスを設定する

配信設定の前に、オーディエンスを作成します。

データ管理 → オーディエンス → 作成

 

 

 

オーディエンスで絞り込みをする場合は「+オーディエンス追加」をタップしましょう。

オーディエンスは、一つのメッセージにつき10個まで追加可能です。

 

〈ステップ3〉属性を設定する

オーディエンスの設定と同じ画面で「属性」の絞り込みができます。

配信先を「絞り込み」として「属性」をタップ。

  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア
  • 友だち期間

 

上記の属性から選びましょう。

項目の掛け合わせをして、さらに条件を絞り込むことも可能です。

 

これで、「オーディエンス」または「属性」にわけたセグメント配信の設定が完了しました。

知っておきたい!セグメント配信2つの注意点

LINE公式アカウントでは、かんたんに顧客をグループ化して配信できますが、最初に知ってほしい注意点があります。

ここでは2つの注意すべきポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

注意①ターゲットリーチ数が100人未満だと配信できない

 

 ターゲットリーチ数が100人未満だと、絞り込み機能が使えないのでご注意ください。

 

たとえば、LINE公式アカウントに登録している友だちが500人いても「30代 × 女性 × 関東在住」と絞ったときに、該当者が80人だった場合メッセージを送れません。

条件を満たせない場合は「100人以上の需要があるジャンルからアプローチする」もしくは「友だち数を増やす」ことから始めましょう。

注意②セグメント配信の「属性」はあくまでも推測である

あくまでも「推測したデータである」旨を理解したうえでの活用を心がけましょう。

 

LINE公式アカウントで分けられた「属性」は、推計でしかありません。

正確に顧客の絞り込みができるわけではないことを念頭におく必要があります。

「セグメント配信」の活用事例2選

ここでは、セグメント配信の活用事例を紹介します。

 

 

実例を知っている数が多いほど自社アカウントに活かせるので、ぜひチェックしてみてください。

事例1:売上のうちLINE経由が約30%を占める

ユーザーと1対1のコミュニケーションを実現したいときは、セグメント配信の利用がおすすめ。

ネットでの商品販売では、カートに商品を入れたまま購入せずに離脱する利用者も多いため、購入完了までの誘導が課題です。

 

解決策として、顧客に「購入のお忘れはないですか?」というように、リマインド配信をしてみましょう。

カゴに商品が残ったままの状態であれば、購買履歴に基づいてセグメント配信を実施することが可能。

この仕組みを取り入れて、ネットショップ全体平均の15〜20倍のコンバージョン率を記録したアカウントもあります。

 

コンバージョン率とは、商品の購入や申し込みを達成した割合を示す指標のこと。

 

通販サイト全体の売上のうち、LINE経由が約3割を占めており、ビジネスを拡大するうえで欠かせない存在となっています。

ユーザーと積極的にコミュニケーションを取って、収益アップにつなげましょう。

事例2:費用対効果が1.2倍に向上した

きめ細かいコミュニケーションを取ることで、親しみやすいアカウントになりファン化につながるでしょう。

セール告知のメッセージを開封した顧客に対し、最終日にもう一度リマインド配信することで、購入の後押しに成功した事例も。

 

セグメント配信の実行により、一斉送信と比べてコストパフォーマンスが1.2倍に上がり、ほかのSNSと比較して購買率も1.5倍に増える成果が出ています。

さらに反応のよいメッセージ内容の分析や改善をおこなうことで、リピート購入が増えるだけではなく、新規顧客の獲得も期待できるでしょう。

【まとめ】セグメント配信を使って顧客の属性に合ったアプローチをしよう!

本記事では、LINE公式アカウントのセグメント配信について設定方法や得られる効果・注意点を詳しく解説しました。

活用次第では、ユーザーと親しみやすい関係を築けるだけではなく、効率のよい集客や収益アップにつながります。

 

 とはいえ、LINE公式アカウントで得られるユーザーの特性は推測であり、正確性に欠けています。

 

「顧客の確実な情報が知りたい!」
「もっとお客様のニーズに寄り添った配信をしたい!」

このような方は、Lステップを取り入れるのがおすすめです。

 

Lステップでは、LINE公式アカウント単体よりもさらに細かくセグメント分けができます。

Lステップの活用次第では、顧客の興味や関心に対してピンポイントでアプローチも可能。

 

「Lステップのセグメント配信」については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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