Lステップのステップ配信（シナリオ配信）とは？できることや配信する際の注意点を解説

「Lステップのステップ配信では何ができるの？」

「LINE公式アカウントのステップ配信と何が違うの？」

 

そのような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

Lステップは便利な反面、機能を使いこなせずに悩んでいる方も多いです。

そこで本記事では、Lステップのステップ配信（シナリオ配信）でできることや注意点を解説します。

 

Lステップのステップ配信を活用して、商品・サービスを販促したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

※Lステップの「ステップ配信」は、正式には「シナリオ配信」と命名されています。

 

Lステップのステップ配信（シナリオ配信）とは？

Lステップのステップ配信（正式名称は”シナリオ配信”）とは、あらかじめ準備していた複数の文面を、指定したタイミングで順番に自動で配信できる機能です。

LINE公式アカウントの「ステップ配信」よりも、Lステップの方がより細かに設定できます。

 

たとえば、LINE公式アカウントのステップ配信では、「みなし属性」という分岐条件があります。

しかし、独自の判断基準で決定された条件になるため、本当にメッセージを届けたい友だちに配信されているかわかりません。

 

一方で、Lステップのステップ配信では、ターゲットの状況に合わせた内容を自動で配信できます。

• アンケートをとって正確な情報を取得したのちに配信できる
• 購入状況によって配信するシナリオを変えられる
• 一時的にキャンペーンを告知するシナリオを配信できる

 

顧客の購買状況や心情に合わせたシナリオを配信することで、友だち登録から商品購入へスムーズに促すことができるでしょう。

Lステップのステップ配信（シナリオ配信）でできること

ここでは、Lステップのステップ配信でできることを紹介します。

Lステップなら、効率よく成果につながる配信ができますよ。

 

ステップ配信でできること①セグメント分けができる

Lステップの分岐条件は、LINE公式アカウントに比べ、より詳細なセグメント分け（条件分岐）ができます。

属性を分けて、それぞれの顧客に合わせた配信をすることで、成約率アップ・配信数のコスト軽減につながるでしょう。

 

たとえば、1日目に「あなたはヘアケア商品に興味がありますか？」と流して、「興味がある」と答えた人に対し、2日目以降はヘアケア商品に関連するステップ配信を流すことができます。

ステップ配信でできること②顧客管理が手軽にできる

Lステップでは、登録している友だちが現在何日目のステップ配信を購読しているかを手軽にチェックできます。

また、回答フォームで得られた情報を顧客ごとにまとめておくことも可能。

Lステップの顧客管理を活用すれば、誰がどのような状況で、何に関心があるのか具体的に可視化させられます。

ステップ配信でできること③配信時間を自由に設定できる

LINE公式アカウントのステップ配信では、配信タイミングは1日間隔、配信時間は1時間単位でしか変更できません。

その一方、Lステップのステップ配信なら、分単位での設定が可能。

たとえば「登録から3日目の10時20分に配信」のように、細かく設定できます。

 

顧客や配信内容に合わせて、より読んでもらえやすい時間帯に配信できるでしょう。

ステップ配信でできること④リッチメニューを自動で変更できる

Lステップでは、配信に合わせて自動でリッチメニューを切り替えることも可能。

たとえば、2日目の配信と同時にリッチメニューをキャンペーン中のメニューに切り替え、期限が過ぎたら元に戻すなど、切り替えの自由度が高いです。

 

ステップ配信の途中で、訴求ポイントを変えたいときにも活用できるでしょう。

ステップ配信でできること⑤タグ付け・スコアリングができる

Lステップでは、各友だちに対して、自分が設定した内容のタグを付けることができます。

• ◯日目の配信までを購読した人
• セミナーの参加者
• 大阪府在住の方

タグ別に配信内容を変えれば、顧客に響くステップ配信を送ることができるでしょう。

 

また、以下のようにスコアリングの設定も可能。

• リンク先をタップしたら1点
• リッチメニューをタップしたら5点
• 回答フォームの回答によって点数を加算

 

スコアリングしておくことで、顧客の関心度を可視化させることができます。

高い点数の顧客にセールスを行い、点数の低い顧客には配信頻度を下げたりと、次の施策を打てるでしょう。

LステップとLINE公式アカウントのステップ配信（シナリオ配信）に違いはある？

LINE公式アカウントのステップ配信では、個別のやりとり・新情報の発信など、事業者が売上を伸ばすために必須の機能がそろっています。

Lステップのステップ配信では、友だちのセグメント分けがしやすい他、細かな分析機能を追加し、見込み度の高い顧客へのアプローチが期待できるでしょう。

 

Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡充したツールのため、活用するには両方を契約する必要があります。

LINE公式アカウント単体での使用よりも、Lステップを活用した方がセグメント分けによりメッセージ通数を抑えられるため、効率的に売上アップをねらえます。

Lステップでステップ配信（シナリオ配信）する際の注意点

豊富な機能を兼ね備えたLステップでのステップ配信ですが、注意点が3つあります。

Lステップをこれから導入する方は、以下の注意点に気をつけたうえでステップ配信してみてください。

 

注意点①ストーリーを作る

定期的な購読をしてもらうためにも、飽きのこないシナリオを作り込むことが必須です。

「続きが気になる」「もっと内容を知りたい」と顧客への行動を促せるよう、一貫性のあるストーリーを意識し、シナリオを作り込んでいきましょう。

前後とのシナリオにつながりがあるか？という点を意識してみてください。

注意点②シナリオは一つしか購読できない

1人の友だちが購読できるシナリオは、ひとつまでです。

複数のシナリオを作成しても、1人の友だちは何本もシナリオを購読することができません。

たとえば、別のシナリオを購読させたい場合にも、今まで購読していたシナリオは停止状態になってしまうので、注意が必要です。

注意点③配信する時間に気をつける

Lステップでは、配信する時間を「時刻で指定」または「経過時間で指定」することができます。

しかし、経過時間で指定した場合に「シナリオ開始後の12時間後」と設定してしまうと、場合によっては夜中に配信され、迷惑になってしまうケースがあります。

 

また、友だちが読んでくれやすい時間に設定することも大切です。

朝の通勤時間やお昼の休憩、夜のゆっくりした時間に合わせて配信時間を指定することで、購読率アップが期待できます。

Lステップのステップ配信（シナリオ配信）を活用した事例

ここでは、Lステップのステップ配信を活用した事例を紹介します。

事例からヒントを得て、ご自身のステップ配信に活かしてみてください。

美容室の事例

美容室では、友だち追加時にアンケートで事前カウンセリングを行うことが多いです。

アンケート自体もLステップ内で作成可能で、ステップ配信に組み込むこともできます。

また、アンケートの回答内容によって、別のステップ配信を流すことも可能です。

 

たとえば「髪を切る頻度は何ヶ月に一度ですか？」という質問に対し、顧客が「2ヶ月に1回」と回答した場合、回答された50日後に「ご予約はこちらから」とメッセージを送ることができます。

このような施策を打つことで、売り上げアップやリピート率の向上を期待できるでしょう。

習い事や塾など教室系の事例

オンラインスクールの普及が進み、子どもの塾や習い事だけでなく、大人も趣味やスキルアップに習い事をする方も多いです。

その一方、競争が激しいことから、より適切なアプローチが求められます。

 

たとえば、プログラミングスクールを運営しているのであれば、友だち追加後に回答フォームを設けてヒアリングをしてみましょう。

• 週に何回なら受講できそうですか？
• プログラミングの学習経験はありますか？
• 目的は、キャリアアップor副業のどちらですか？
• どの広告を見て友だち追加してくれましたか？

 

このように事前にヒアリングを行い、回答内容にあったシナリオを配信することを心がけましょう。

 

「副業で時間のない中、勉強を始めたい！」という方に、週5回のコースを案内しても継続が困難になってしまいますよね。

そんな方には、本業とのバランスを考え、ご自身のペースで受講できるコースを案内するようなシナリオを配信すると、より関心を持ってもらえるでしょう。

【まとめ】Lステップのステップ配信（シナリオ配信）を活用しよう！

本記事では、Lステップのステップ配信（シナリオ配信）について解説しました。

Lステップのステップ配信では、LINE公式アカウントのステップ配信で感じた「もっとこうしたい！」を叶える機能が満載です。

工夫次第で、さらなる売り上げを見込めるでしょう。

 

また、セグメント分けしたユーザーのニーズをしっかり分析し、それに合わせた配信をすれば、ブロック率の低下や、成約率の向上も期待できます。

最初は、無料で利用できるLINE公式アカウントを使うのも手ですが、圧倒的に多機能なLステップを使うことをおすすめします。

ぜひこの記事を参考に、Lステップを活用して素敵なシナリオを作成してみてくださいね。