Lステップの「スコアリング」を活用して成果に繋げる方法を解説!

Lステップを使って友だち登録を増やしても、「どの顧客が本当に見込みが高いのか」「誰を優先してフォローすべきか」が分からず困っていませんか?

 

そんな悩みを解決するのが、スコアリング機能です。

 

Lステップのスコアリングは、ユーザーの行動に応じて点数(スコア)を自動で加算・減算し、“興味関心の度合い=温度感”を数値で可視化できる機能。

 

この記事では、スコアリングの仕組み・設定方法・活用事例を分かりやすく解説します。

 

【この記事を書いた人】
株式会社BALSA メディア編集部
Lステップ正規代理店として、累計50社以上の企業、250以上のLINE公式アカウントの導入・運用を支援。その実績に基づく“現場で使える情報”を発信しています。

 

「Lステップを導入したけれど活用しきれていない」「予約や顧客対応をもっと効率化したい」とお悩みではありませんか? 株式会社BALSAでは、250アカウント以上の運用経験をもとに、業種や規模に合わせた最適なLINE運用をご提案しています。 初回のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

目次

Lステップのスコアリング機能における基本とメリット

スコアリング機能とは何か?

Lステップのスコアリングとは、ユーザー行動を点数化して顧客理解を深めるための取り組みです。


例えば、

  • メッセージを開封したら+3点
  • 特定のURLをクリックしたら+10点
  • 一定期間反応がなければ−5点

といったルールを設定し、個々のユーザーにスコアを蓄積します。


これにより、「反応が高い=購入見込みが高い」「離脱傾向にある=再アプローチが必要」といった判断が可能になります。

なぜスコアリングが必要なのか?

LINE運用では、友だち数が増えるほど「誰に何を送るべきか」の判断が難しくなります。


新規登録したばかりのユーザーから、すでに購入・来店経験のあるユーザー、長期間反応がない休眠ユーザーまでが同一リストに混在していると、配信の最適化は極めて困難になります。

 

同じメッセージを全員に一斉配信しても、反応が薄い層に無駄なコストをかける一方で、本来熱量の高いユーザーへのアプローチタイミングを逃すケースが多発します。


また、行動データを感覚的に判断しているだけでは、「今どの層に力を入れるべきか」「どの配信が成果につながったのか」が分かりにくく、結果的に改善スピードも遅れがちです。

 

そこで有効なのが、Lステップのスコアリング機能です。

 

スコアリングを導入すると、以下のような管理ができます:

  • スコア上位者=熱量が高い顧客に絞って配信
  • 低スコア者=再接触を促すリマインド配信
  • 離脱者=興味を取り戻す再訴求キャンペーン

 

つまり、「同じ配信でも、反応率の高い人だけに届ける」戦略的運用が実現します。

 

結果として、開封率・クリック率・成約率の全てが向上し、配信コストも削減できます。

スコアリングで得られる主なメリット3つ

1. セグメント精度が高まる

スコアを軸に「優良顧客」「離脱層」「検討中層」などを分類できるため、より精度の高いセグメント配信が可能になります。


たとえば、スコア80点以上のユーザーには「特別キャンペーン」や「VIP向け特典」を、スコア30点以下のユーザーには「再接触用コンテンツ」や「アンケート配信」を送るなど、ユーザーの温度に合わせたメッセージを自動で出し分けることができます。


このように、行動データに基づいたメッセージ配信を行うことで、開封率・クリック率・返信率の向上が期待できます。

2. 売上・成約率が上がる

スコアリングによって、購買・来店・申し込みなどの“意欲が高い顧客”をリアルタイムで把握できるようになります。


その結果、「今この瞬間に提案すべき相手」に的確にアプローチでき、成約率を大きく引き上げることができます。


たとえば、スコアが一定の閾値(例:70点)を超えたユーザーに、自動でクーポンや限定案内を送る仕組みを設定すれば、購買意欲が最も高いタイミングでアクションを促せます。


結果として、無駄な配信を減らしながら、収益性の高い運用が可能になります。

3. マーケティングのPDCAが回る

スコアリングを導入すると、「どの行動が成果につながったのか」をデータとして明確に把握できます。


たとえば、スコア上位者に共通する行動パターン(例:キャンペーンLP閲覧→クリック→購入)を分析すれば、今後の施策立案にも再現性を持たせることができます。また、スコアが伸びない層には教育コンテンツやヒント動画を届けるなど、改善施策を即座に実行可能です。


このように、スコアリングは「なんとなくの運用」から「データに基づく戦略」へと進化させる仕組みとして、Lステップ活用の中核を担う存在といえます。

スコアリングを開始する前の準備

スコアリング設計を始める前に、次の2点を整えておくことが重要です。

 

  1. タグ設計の整理
     行動・属性別にタグが整理されていないと、スコア設定の意味が曖昧になります。「キャンペーン参加」「購入完了」「資料請求」など、タグを体系的に定義しておきましょう。
  2.  友だち情報欄の設計
     スコアの活用は“個別データの管理”が前提。名前や登録経路など、基本情報を整えておくことで分析が容易になります。

初期設計で押さえるべきポイント

スコアリングの目的は「温度の高い顧客を可視化すること」。
そのため、最初から複雑にせず、行動3〜5種類に絞るのがベストです。

 

例:
  • メッセージ開封 → +3点
  • URLクリック → +10点
  • ステップ完了 → +20点
  • 30日未反応 → −10点

 

このように段階的に温度を測ることで、データが明確になります。

Lステップのけるスコアリングの設定手順

スコア付与ルールの設計例

スコアは**「行動」「属性」「時間経過」**の3軸で設計します。

 

  • 行動型:クリック・予約・購入など。最も成果に直結するスコア。
  • 属性型:年代・地域など、一定条件を満たすと加点。
  • 時間減算型:一定期間行動がない場合に減点し、温度の低下を可視化。

 

たとえば、「キャンペーン応募者+10点」「7日間未反応−5点」など、ユーザー行動の鮮度を保つルールを設定します。

管理画面での設定方法

まずはスコアリングを管理するための、友達情報欄にフォルダを作成します。

 

1. 友だち属性から、友だち情報欄管理をクリック

 

友だち情報欄管理

 

2. 【+新しい友だち情報】をクリックし、登録欄を開きます。

 

友だち情報欄管理

 

3. 友だち情報欄を埋める

 

友だち情報欄名は統一性を持って作成すると管理しやすくなります。

 

友だち情報欄名

メッセージ内のURLタップ時に特定のスコアを付与するアクションの設定方法

1. テンプレートを開き、メッセージを作成します。

 

このメッセージ内のURLをクリックしたお友だちに1点加算する設定を行います。

 

テンプレートを開き、メッセージを作成

 

2. URL設定を行う欄から、訪問時アクション>アクションを設定するをクリックする

 

訪問時アクション>アクションを設定するをクリック

 

3. アクション設定で、友だち情報操作をクリック

(1)友だち情報選択:z (任意の数字)/を・+(加算)するを設定する

(2)操作方法:定数/1 (任意の数字)/を・+(加算)するを設定する

 

 アクション設定

 

4. 設定内容を確認し、登録します。

 

 訪問時アクション

 

設定後は自動でスコアが加算・減算され、ユーザー一覧でリアルタイムに確認できます。

カルーセルの回答ごとに異なるスコアを付与するアクションの設定方法

1. テンプレートからカルーセルを作成します。

 

このカルーセルに回答したしたお友だちに、回答内容に合わせて点数を加算します。

知ってる!:5点

なんとなく:3点

よくわからない:1点

 テンプレート登録

 

2. 選択肢に、選択後のアクションを設定します。

 

 選択後のアクションを設定

 

 アクション設定で、友だち情報操作をクリック

  • 友だち情報選択:先ほど作成した友だち情報欄フォルダ【test_スコア】を選択
  • 操作方法:定数/5(任意の数字)/を/+(加算)するを設定する

 アクション設定

 

4. 全て設定したら、【テンプレート登録】をクリックして完了です。

 

 【テンプレート登録】

リッチメニューのクリック時にスコアを付与するアクションの設定方法

1. Lステップコンテンツ>リッチメニューを開きます。

 

 Lステップコンテンツ>リッチメニュー

 

2. 【+新しいリッチメニュー】をクリックし、リッチメニューの作成タイプを選択します。

 

今回は画像をアップロードして作成します。

 

画像をアップロードして作成

 

3. リッチメニューに使用する画像をアップロードし、【決定】をクリックします。

 

画像をアップロードして作成

 

4. リッチメニューを登録します。

注意:

タイトル:お友だちからは見えません→管理しやすい名称で登録トークルームメニュー:お友だちに表示されます→簡潔な文章で登録

リッチメニューを登録

 

5. テンプレートは全ての範囲を覆うタイプを選択します。

 

テンプレートは全ての範囲を覆うタイプ

 

6. コンテンツ設定>領域編集をクリックします。

 

コンテンツ設定>領域編集

 

7. 反映させる領域を赤い枠で選択し、【確定】ボタンで登録します。

 

今回は来店予約をクリックしたお友だちに10点が加算されるよう設定します。

 

10点が加算されるよう設定

 

8. コンテンツ設定>アクションにチェックをいれ、アクション設定をクリックします。

 

アクション設定

 

友だち情報操作をクリック

  • 友だち情報選択:先ほど作成した友だち情報欄フォルダ【test_スコア】を選択
  • 操作方法:定数/10(任意の数字)/を/+(加算)するを設定する

 

アクション設定

 

9. リッチメニュー編集画面に戻り、【保存】をクリックし完了です。

 

リッチメニュー編集画面

加算したスコアを時間の経過とともに自動で減点させる設定方法

減点させることで、現時点での関心度を数字に反映することができます。より現状に合わせたタイミングの良いアプローチができます。

 

1. Lステップコンテンツ>アクション設定を開きます。

 

アクション設定

 

2. 【+新しいアクションを追加】をクリック

 

 【+新しいアクションを追加】

 

3. アクション名を設定し、【友だち情報操作】をクリックし、設定画面を展開します。

 

 【友だち情報操作】

  • 友だち情報選択:先ほど作成した友だち情報欄フォルダ【test_スコア】を選択
  • 操作方法:定数/1(任意の数字)/を/−(減算)するを設定する

 【友だち情報操作】

 

4. 登録完了です。

 登録完了

 

5. アクションのスケジューリングを続けて行います。

 

【スケジュール設定】をクリックします。

 

 アクションのスケジューリング

 

6. スケジュール決定>繰り返し設定を選択します。

 

 スケジュール決定>繰り返し設定

 

7. 繰り返し設定を行います。

 

 繰り返し設定

 

(1)開始日:スコアの減点を始める日

 今日以降の任意の日から始めることができます。

 

(2)実行開始時刻:減点される時間を指定できます。

 

(3)終了日:減点設定を終了する日を指定できます。

なし:アクションが自動で止まることはありません。ずっと続きます。

終了日:指定した日にアクションが終了します。

繰り返し:このアクションを何回繰り返すか、設定できます。

 

8. プレビューを押すと、いつアクションが実行されるか確認ができます。

 

 プレビュー

 

9. 登録して、完了です。

 登録して、完了

スコアリングを配信・分析と連動させる手順

スコアは単独で使うよりも、タグやシナリオと連動させることで効果が倍増します。

  • スコア80点以上のユーザー → 限定クーポンを自動配信
  • 50点未満 → 教育コンテンツを配信し温度を上げる
  • 0点以下 → 休眠リストとして除外または再アプローチ

 

Lステップでは、これらを自動で振り分けることができるため、人的な手間が激減します。

成果に繋がる活用事例

留学エージェントのケース

カウンセリング対応できる担当者の人数が限られているため、留学への意欲が高い方を優先的に面談できるよう、登録時のアンケートに評価システムを導入しています。

 

回答内容を点数化し、高・中・低の3段階で分類することで、意欲の高い方から順にカウンセリングやセミナーをご案内し、見込み客を逃さないLINE運用を実現しています。

営業スクールのケース

LINE登録の際に営業力診断を行っています。

診断アンケートでは、回答の選択肢ごとに点数を割り振り、合計点から診断結果を導き出すことで、個々のモチベーションレベルを数値として可視化しています。

 

クリニックのケース

クリニックへの来院回数をスコアリングしています。

来院1回につき1ポイントを付与し、累計ポイントが一定の基準(例:3ポイント以上)に達した患者様に対して、「クーポンと自費診療のご案内」が自動的に送信される仕組みを構築しています。

 

患者様との関係性を大切にしながら、タイミングよくサービスをご紹介できる設計です。

講座販売やオンラインサロンのケース

受講者の学習進捗をスコアリングで可視化し、停滞時に適切なフォローを実施しています。

 

教材(動画・PDFなど)へのアクセス状況をポイント化して管理し、一定期間アクセスがない受講者(例:3日間未利用)には、自動的にリマインドメッセージを送信する仕組みを導入しています。

 

学習状況をスコアで把握し、タイミングよくサポートすることで、コース完走率と受講満足度の向上を実現しています。

よくある失敗と対策

スコア設計が曖昧で機能しない

行動内容が明確でないと、スコアの意味が薄れます。
→ まずは「購入・資料請求・未反応」など成果に直結する行動だけを採用。

スコアはあるが活用されず放置される

スコアを貯めるだけでは意味がありません。
→ 高スコア層には特典配信、低スコア層には教育コンテンツを自動配信するなど、“アクション連動”を必ず設定。

プラン誤認・設計後の見直し不足

スタートプランではスコアリングが使えず、データが蓄積されない。
→ 必ずプランを確認し、3〜6ヶ月ごとにスコア分布を見直してチューニングしましょう。

まとめと次のステップ

スコアリングは、Lステップの中でも「データに基づく運用」を実現する最重要機能です。
単なる“数値管理”ではなく、顧客心理を点数化し、行動の変化を追えるマーケティング基盤になります。

 

これから始める方は、

  1. 小さく設定 →
  2. 定期的にスコア分布を分析 →
  3. 高スコア層に自動施策を連携
    この流れを意識して運用しましょう。

 

もし「スコア設計をどうすべきか分からない」「成果に繋がっていない」と感じている場合は、専門家に設計を相談するのもおすすめです。

 

【この記事を書いた人】
株式会社BALSA メディア編集部
Lステップ正規代理店として、累計50社以上の企業、250以上のLINE公式アカウントの導入・運用を支援。その実績に基づく“現場で使える情報”を発信しています。

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