Lステップは、LINE公式アカウントの拡張ツールの中でも人気があります。
LINE公式アカウントの情報分析や配信機能で、不足と感じる部分を補い成果を生み出すメリットがある一方で、デメリットも存在します。
そのためLステップを検討されている方は、導入する上でのデメリットと注意点を把握しておくことをおすすめします。
デメリットや注意点を理解した上で導入から設定、運用ができるとリスクの軽減もしくは解決につながる糸口も見つかります。
そこでこの記事では、Lステップのデメリットと導入する際に押さえておきたい注意点を紹介します。
ぜひ最後まで読んでLステップを効率的に運用するための参考にしてみてください。
Lステップのデメリット
Lステップは拡張ツールとしてメリットがたくさんありますがデメリットもあります。
ここでは5つのデメリットを紹介します。
1つずつ説明していきますね。
LINE公式アカウントが無いと導入できない
Lステップの目的は、LINE公式アカウントの機能を拡張して、効率的に見込み客を増やし売り上げ拡大につなげることです。
そのためLINE公式アカウントがないとLステップは導入できません。
- LINE公式アカウントを使っている人|Lステップの導入だけで運用できます
- どちらも使ってない人|LステップとLINE公式アカウントの導入が必要です
LINE公式を使っている人はLステップの導入だけですが、使っていない人は同時に2つの契約をしなければなりません。
いままで、Facebookやメルマガで集客をしていた人がLステップを導入するとなれば、LINE公式を開設してからLステップの契約をする流れとなります。
導入の際は2つの契約や設定など、LINE構築に要する手間を加味して余裕をもっておきましょう。
Lステップのメリットを知りたい方はこちらを読んでみてください。
2つのサービスコストがかかる
導入する場合は、LステップとLINE公式の両方ともに費用負担が発生します。
- Lステップの月額費用
- LINE公式アカウントの月額費用
それぞれの料金設定は以下の通りです。
Lステップ | スタートプラン | Lステップ スタンダードプラン |
プロプラン |
月額 | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
LINE公式アカウント | コミュニケーションプラン | ライトプラン | LINE公式 スタンダードプラン |
月額 | 0円/月 | 5,000円/月 | 16,500円/月 |
Lステップを導入すると月額2,980円以上のコストがかかります。
これから導入を検討される人は、双方のランニングコストがかかるという点を覚えておきましょう。
他の構築ツールと比べて無料プランがない
Lステップのラインナップには無料プランの設定がありません。
Lステップは3つの基本プランから選びます。
プラン名 | スタートプラン | Lステップ スタンダードプラン |
プロプラン | |
費用 | 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 | |
月契約 | 21,780円/月 | 32,780円/月 | ||
月間配信数 | 〜5,000通 | 〜30,000通 | 〜50,000通 |
参考|Lステップ公式
初期費用や初月料金は0円ですが、次月よりランニングコストを予算化しておきましょう。
導入にはランニングコストが発生しますが、利用価値を最大限に活かして見込み客、収益増加も期待できるのでおすすめです。
収益の期待ができれば、コストがかかっても回収の見込みができます。
でも、運用方法や設定で上手くできるか不安を抱える方も少なくありません。
Lステップの運用について、すこしでも不安やお悩みがあれば、お気軽に認定サポーターへご相談ください。
現在の運用方法や、導入後の目的・目標を詳細にお聞きして、最適なプランから設定までアドバイスします。
不安を一つ一つ丁寧に解消しながら、一緒にLステップの運用をしていきましょう。
安いプランだと使えない機能がある
Lステップは、「スタートプラン」「スタンダードプラン」「プロプラン」3つの料金設定で、共通して使える機能は15項目あります。
共通で使える機能(全16項目)
チャット | キーワード応答 | カスタム検索管理 |
個別トーク | テンプレート | 予約管理 |
シナリオ配信 | 回答フォームリマインダ配信 | アクション管理 |
一斉配信 | タグ管理 | データ移行 |
セグメント配信 | 友だち情報欄管理 | 通知機能 |
オペレーター機能 | ー | ー |
スタートプランではLINE公式アカウントだけではできなかった、よりユーザーに合わせた配信内容の設定と自動化が実現できます。
リッチメニューは機能に含まれていないためLINE公式のものを使いますが、使える機能が少ないと言えども、運用初期の段階では十分すぎるほどの機能です。
スタンダードプランから使える機能は5つ
名称 | 機能内容 |
リッチメニュー | ボタン形式で表示されるメニュー表を拡張できる機能 |
URLクリック測定 | メッセージ内のURLをクリックした回数やメッセージの開封率を計る機能 |
コンバージョン | 誰が何をどれだけ購入されたか測定する機能 |
サイトスクリプト | LINEから別のページに遷移した際にそのページの滞在時間を測定する機能 |
Lメニュープラス | テンプレートや素材を組み合わせてオリジナルのリッチメニューを作成できる機能 |
スタンダードプランは、友だちの行動履歴をもとに、さらに詳細な分析ができる機能が追加されます。
より柔軟に配信内容を設定できるため、ブロック率を下げることが可能です。
本格的に運用する段階でプラン変更を検討しましょう。
プロプランから使える機能は4つ
名称 | 機能内容 |
クロス分析 | 2つ以上の項目を掛け合わせて分析できる機能 |
ファネル分析 | ユーザーの購買履歴から離脱しやすいポイントを特定できる機能 |
流入経路分析 | どの媒体を経由してきたか分析する機能 |
スタッフ権限設定 | アカウントにログインできる権限を管理する機能 |
Lステップの機能をすべて使えるプランです。
ユーザーから得られた多くの情報を多角的に分析し、運用を効率化したり新たな施策作りに活かしたりできます。
また、友だち数の増加に伴い、業務的に圧迫する実用面も管理者を増員して分業化もできるから安心です。
構築までの時間がかかる
構築までの時間には、設定面にかかる時間と友だちが増えるまでの時間を要します。
配信内容を詳細に設定できるため、契約直後は配信条件やメッセージの内容、配信のタイミングなどの設定をする必要があります。
- 運用後は結果検証を重ねながら設定変更や改善を繰り返す
- 友だち数が少ない場合は、登録を促し友だち数を増やす取り組みをする
実際に運用をLINE構築を進めながら少しずつ改善し、より効率的な運用に近づけていきましょう。
Lステップの導入や運用をはじめるまでの設定、導線作りなど、お気軽にLステップの認定サポーターへお声かけください。
導入前から、導入後の運用まで状況を確認しながら的確なアドバイスで効率の良い運用をサポートをいたします。
Lステップ押さえておきたい注意点
ここからは、Lステップを導入する際に押さえておきたい注意点を3つお伝えします。
一つずつ説明していきますね。
月の配信数に合わせたプラン選定が必要になる
LステップとLINE公式アカウントはそれぞれプラン内容も料金設定も異なります。
そのため、LステップとLINE公式アカウントを連携するときは、月に配信できるメッセージ数を合わせたプラン同士を連携させます。
下記の表で月間配信数を確認してみましょう。
Lステップ | スタートプラン | Lステップ スタンダードプラン |
プロプラン |
月額 | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | 〜5,000通 | 〜30,000通 | 〜50,000通 |
LINE公式アカウント | コミュニケーションプラン | ライトプラン | LINE公式 スタンダードプラン |
月額 | 0円/月 | 5,000円/月 | 16,500円/月 |
月間配信数 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
月間配信数とイコールになるプランで掛け合わせるため、Lステップのスタートプランを導入する場合は、LINE公式のライトプランと組み合わせます。
同様にLステップのスタンダードプランの場合は、LINE公式のスタンダードプランを選択しましょう。
LINE公式のスタンダードプランと組み合わせますが、足りない分のメッセージ数をLINE公式の追加メッセージで補う手続きが必要です。
Lステップを導入するときは、月の配信数に合わせることが必要なので、プランを間違えないようにしましょう。
途中で導入した場合は友だち移行がされない
LINE公式アカウントを運用中にLステップを導入すると、元々LINE公式で友だち登録されていた情報はLステップに引き継がれません。
Lステップで友だちを認識させるため、スタンプもしくはメッセージでアクションをしてもらう必要があります。
メッセージを送ってもらってはじめてLステップ側で認識されます。
認識されるまで、セグメント配信やシナリオ配信も反映されないため、Lステップを導入するときは早めにアクションしてもらう案内をしておきましょう。
多機能のため最初から使いこなせない
Lステップは多くの機能が備わっているため、すぐに全ての機能を使いこなせない方もいます。
セグメント配信やシナリオ配信など、最低限必要な機能を使いながら徐々に幅を広げる運用がおすすめです。
情報量が多くなるにつれて、分析機能や配信に伴う機能も効率的に使えるようになります。
設定に時間を要して運用が止まらないように心がけましょう。
Lステップのデメリットは機能で補いプラスにできる
Lステップを導入する上での、デメリットや押さえておきたい注意点を紹介しました。
そのままにしてしまうとデメリットのままですが、設定や運用の工夫でメリットに変わる内容ばかりです。
導入する際の注意点も把握して、効率の良い運用を実現させましょう。
注意点は友だちに情報を届ける機能に直結するものなので、導入時の対策や段取りをわすれないようにしましょう。
Lステップのデメリットは機能で補うことが可能で、ランニングコスト以上に、大きな費用対効果を生む可能性を秘めています。
効率的な運用を考えているならば、早めの決断と導入をおすすめします。
自分で解決の糸口を見つけるもよしですが、設定や運用面で悩みや迷いがあるときは、気軽に相談できる認定サポーターへお声かけしてください。
導入前から導入後も直接お声を聞いて、お悩み解決のお手伝いやアドバイスをいたします。
二人三脚で運用しているイメージをもってもらえると嬉しいです。