「Lステップを導入しているけれど、これまでの効果検証をしたい」
「今後の運用を効率化するために、新たな施策を検討したい」
…こんな悩みはありませんか?
Lステップを有効に活用するには、分析・改善を目的とした業務の可視化が大切。
そこで役立てたい機能が「クロス分析」です。
本記事では、Lステップのクロス分析について解説します。
できることや設定方法、活用するコツまで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- クロス分析の概要
- Lステップのクロス分析でできること
- クロス分析の設定方法
- Lステップのクロス分析を活用するコツ
Lステップ「クロス分析」とは?
クロス分析とは、Lステップの効果測定機能のひとつでプロプラン以上で利用できます。
クロス分析という名称のとおり、「性別×流入経路」「年代×イベント来場者」など、2つ以上の項目を掛け合わせて分析できるのが特徴。
友だち情報や登録日、タグ、アクセス数など、あらゆる項目を掛け合わせて分析できるので、ユーザーの行動が見えます。
▼併せて活用したい効果測定機能は、以下の記事で紹介しています。
→流入経路分析:どこから友達登録したかがわかる
→URLクリック測定:友達の反応率がわかる |
Lステップのクロス分析で何ができる?
クロス分析でできることは、おもに以下の3つです。
それでは、一つずつ解説します。
比較表が簡単に作れる
クロス分析を使用すると、項目ごとの比較表を簡単に作成できます。
クロス分析を使用しなくても【友だちリスト】から【詳細検索】をすれば調べられますが、手間がかかるうえ、検索結果を表にまとめなければなりません。
たとえば、SNSから友だち追加した人の性別を知りたい場合は、以下の項目をそれぞれ検索し、表にまとめる必要があります。
Instagram×男性
Instagram×女性 Twitter×男性 Twitter×女性 YouTube×男性 YouTube×女性 |
一方、クロス分析を使用すれば、手間をかけることなく比較表が作成できます。
引用:Lステップ公式ブログ
分析条件を保存しておけば、すぐに最新データを確認できるため、集計作業の時間短縮につながります。
注力すべき施策が判断しやすくなる
クロス分析を活用すれば、Lステップ運用を進めるうえで注力すべき施策が判断しやすくなるでしょう。
たとえば、SNSごとの流入経路と友だち追加数、商品購入者数を分析し、以下の結果となったとします。
引用:Lステップ公式ブログ
Instagramにおける友だち追加数は多いものの、商品購入率は5%。
一方、YouTubeにおける友だち追加数は少ないものの、購入者数は最も多く、購入率は30%を超えています。
したがって、次に注力すべき施策は「YouTube」であると判断できます。
さらに、性別や年代といった属性も掛け合わせて分析すれば、より具体的なアプローチ方法が見出せるかもしれません。
分析データはCSVでエクスポートできる
Lステップのクロス分析機能は、項目の掛け合わせから条件に当てはまる数字を表にあらわすまで。
たとえば、購入者数は表示されますが、購入率(%)を表示することはできません。
また、円グラフや棒グラフへの変換もできません。
しかし、分析データをCSVファイルにエクスポートできるので、エクセルやGoogleスプレッドシートにインポートすれば好きなようにアレンジできます。
クロス分析の設定方法
ここでは、クロス分析の設定方法を解説します。
以下の手順に沿って進めてみましょう。
まずは、設定画面[クロス分析]→[新しいクロス分析]をクリックして、クロス分析登録ページへ。
必須項目を埋めましょう。
①管理名:管理しやすい名称を設定します。※ユーザーからは見えません。
②評価軸(縦軸)を以下の4つから選択します。
- 友だち情報
- タグ(個別選択)
- タグ(フォルダ選択)
- 友だち登録日
③評価軸(横軸)では、流入経路やコンバージョン、リッチメニューなど幅広い項目を選択できます。
④評価軸入力後、[分析登録]→[分析を表示する]をクリックすると、分析結果が表示されます。[CSVのエクスポート]も可能です。
分析結果の表示内容を変更したい場合は、⑤オプションで調整しましょう。
クロス分析を活用するコツ
ここでは、クロス分析を活用するコツを紹介します。
以下、一つずつ解説します。
情報収集機能を使って顧客データを集める
クロス分析をするには、分析材料となる顧客データが必要です。
年代や性別はもちろん、エリアや興味関心などを積極的に集めましょう。
効率よく情報を集めるには、友だち追加直後をねらうのがおすすめ。
友だち追加直後は、熱量が高く回答をもらいやすい傾向にあります。
あいさつメッセージと同時にアンケートを送付する流れがベストでしょう。
アンケート回答者限定の特典を設けると、回答率はさらにアップします。
CV(成果)を計測する
CV(コンバージョン)とは成果を表します。
「商品が売れた」
「資料請求や問い合わせがあった」
「イベント参加申し込みがあった」
上記のように、扱う商品や業態によって、CVの定義はさまざま。
CVを軸として、性別や年代、流入経路といった分析がよく使われています。
たとえば、資料請求をCVとするのであれば、資料請求が確定した時点で「資料請求」のタグが付くように設定しておけばCVが計測できます。
目につきやすいリッチメニューに、資料請求ボタンを設置しておくのも有効でしょう。
また、Lステップでは、決済済みをCVとすることも可能。
ShopifyやPayPalでの決済を特定できます。
タグや友だち情報、スコアリングを活用する
クロス分析をうまく利用するには、タグや友だち情報、スコアリングの活用も重要です。
アンケートでいくら情報収集ができていても、タグや友だち情報に反映されていることが分析できる条件。
「ボタンをタップする」「メッセージに回答する」などのアクションに応じてタグ設定をおこないましょう。
タグと同様、分析に活用できるのがスコアリング。
スコアリングとは、属性や行動データをもとに点数化すること。
たとえば「URLをタップしたら1点」「アンケート回答したら1点」と点数化してアプローチの重要度を可視化します。
「スコアが高い人と低い人でCVに差があるか」「スコアが高い人の特徴や傾向はなにか」といった分析に活用できます。
▼スコアが高い人=CVが高い場合の施策例
スコアが高い人に特別オファーを配信する
スコアが低い人は配信頻度を減らしてコスト削減につなげる |
スコアリング機能については、以下の記事で解説しています▼
【まとめ】Lステップ「クロス分析」を活用して運用成果をアップさせよう
今回は、Lステップのクロス分析について解説しました。
Lステップを導入したものの成果につながらない…とお悩みの方は、現在の運用状況をしっかり分析し、効果検証や注力するべき施策の判断に役立ててみてください。
Lステップの効果測定機能は、今回紹介したクロス分析だけではありません。
▼併せて活用したい効果測定機能は、以下の記事で紹介しています。
→流入経路分析:どこから友達登録したかがわかる
→URLクリック測定:友達の反応率がわかる |
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