留学をしたい方に向けて、留学に関わる手配を代行するのが留学エージェント。
競合も多いことから、新規集客に悩む事業者も多いのではないでしょうか。
また、期日のある手続きが多く、顧客管理や対応に追われ頭を抱えるケースも少なくありません。
そこで今回は、クライアントの使用用途に合わせた、Lステップの活用事例を紹介します。
留学エージェントを運営している事業者の方は必見の内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
- 留学エージェントの課題
- 留学エージェントのLステップ活用事例
- 顧客単価を上げる方法
▼動画でもわかりやすく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください!
留学エージェントにおける2つの課題
留学エージェントが抱える課題は、以下の2つがよく挙げられます。
顧客管理・対応を軽減したい
顧客が増えるほど、管理や対応に追われることで、書類ミスが起こりやすくなってしまうケースも…。
既存顧客の対応で精一杯になってしまうと、新規顧客を逃すことにもつながりかねません。
顧客の渡航時期に合わせたそれぞれのタイミングで、語学学校の選定やビザ・パスポートの申請が必要となります。
一人ひとりへの手続きガイドの送付や、渡航日に応じた案内のタイミングを自動化できたら、エージェントの負担も楽になるでしょう。
新規集客をしたい
海外留学フェアや説明会を開催するにあたって、必要不可欠なのは集客です。
LINEの友だち登録をしてもらうことで、説明会の告知や無料相談会へのお誘いなど、興味のある方に向けてのメッセージ配信が可能。
Lステップを活用することで、効果的な集客が見込めるでしょう。
Lステップを活用した顧客対応のポイント
海外渡航は留学だけでなく、ワーキングホリデーや長期滞在の観光など、目的はさまざまです。
これらの手続きを同時進行するには、手間と時間がかかります。
そこで、Lステップを活用した、顧客対応の負担軽減につなげるポイントを紹介します。
効果的なリマインドのコツは?
Lステップを活用した基本的な顧客対応は「メルマガ配信」で対応できます。
「まずはここから、パスポートの申請をしてください。」と、パスポートを申請するフォームをメルマガ配信します。
それが終わったら、次のステップとして、同じようにビザ申請フォームを送付し、一連の手続きをステップごとに配信していきます。
ただし、海外への出発が1ヶ月後の方もいれば、半年後の方もいるため、渡航日から逆算をして配信を組むのがポイント。
たとえば、6ヶ月後に渡航予定の顧客に、5ヶ月目の段階で配信する「リマインド機能」を使います。
併せて、Lステップ上でチェックリストをつくることで、手続きで抜けている項目がないか、エージェント側と顧客が互いに確認作業をおこないましょう。
チェックリストにマークが入っていなかったり、申請されていない手続きがあったりと、抜けている部分は、エージェント側で個別にリマインドをします。
渡航日までにチェックリストがすべて埋まるようなローテーションを組むことで、やらなければならないタスクを必要なときに合わせて送る仕組みが完成します。
問い合わせ対応の工数削減はリッチメニューで解決
顧客からの問い合わせに対して、相手を待たせてしまうことは、会社の信頼喪失にもつながりかねません。
さらに工数が増えるほどエージェント側のタスクが増え、問い合わせ対応に多くの時間を費やしてしまうことで、ほかの業務が滞ります。
ここで活用したいのが、Lステップの「リッチメニュー」。
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトークルーム下に表示されるメニューのこと。
ここに“よくある質問”を入れておくことで、顧客自身で問題解決ができます。
そこで解決しない方には、お問い合わせフォーム(チャットや問い合わせ窓口)に誘導することで、問い合わせ対応の工数が減るでしょう。
国ごとや目的ごとに、それぞれのよくある質問をまとめておくと、より親切です。
よくある質問のボタンを押したときの条件設定を変えることで、表示の切り替えが可能です。
リッチメニューの作り方は、以下の記事で解説しています▼
Lステップを活用した集客方法
ここまでは、Lステップを活用した既存の顧客対応について紹介しました。
それと同時進行で取り組みたいのが、新規顧客の獲得。
ここでは、Lステップを活用した5つの集客方法を紹介します。
①カウンセリングや無料相談のオファーをする
SNSや自社メディア、広告を運用している方は、LINEを“問い合わせ窓口”として使うことも多いです。
そこでわかりやすいように「LINE問い合わせ」のボタンを設置し、登録をしてもらったら、渡航時期や興味のある国を聞いておきましょう。
渡航時期が近い方に対しては「申し込みをお急ぎください」のように、カウンセリングや無料相談のオファーでアプローチをすることにより、無料相談の申し込みや本契約につなげられます。
②現地での体験談や留学情報の配信をする
渡航時期がまだ先の方や、申し込みするにはまだ早い方であれば、情報収集の段階とも受け取れるので、すぐにアプローチをしてもあまり効果はないでしょう。
「この国はおもしろそう」
「ここの都市に行ってみたい」
このように留学のイメージが湧くような情報を配信することが、ゆくゆくの集客につながります。
③語学学校の紹介をする
それぞれの語学学校の特徴やサービス、費用などについて、情報収集という形でもLINEを活用できます。
渡航日や興味のある国、留学する目的をアンケートで聞いておき、それに合わせて配信を切り分けます。
語学学校に通った体験談を配信するのも効果的でしょう。
④無料診断で相談や申し込みを促す
どこの国に行きたいか決まっていない方、自分にどこの国が合っているのかわからない方に対しては、LINE上からの“無料診断”で相談につなげることもできます。
「英語をしっかり学びたい」「都市より自然が好き」などのアンケートをとり、おすすめの国がわかることで、海外渡航のイメージが湧きます。
顧客のモチベーションが上がっている状態で、無料相談や申し込みを促すのが絶好のタイミングでしょう。
⑤インフルエンサーとタイアップする
自社メディアの集客に自信がない場合、旅行や英語学習についての発信をしているインフルエンサーと、タイアップをするのがおすすめ。
「ここの留学エージェントを使って留学しました」というような体験談を動画撮影してもらい、SNSで発信してもらうことで無料相談につなげることもできます。
さらに、そこから申し込みをした方向けの特典クーポンを設置し付加価値をつけることで、インフルエンサーからのLINE登録を促すことも可能。
タイアップする上で重要なのは、信用できるインフルエンサーを見極めることです。
見分け方としては“生の声”が入っているかどうかがポイント。
あからさまにPRばかりをしていないことや、普段の発信をみて「この人についていけるか」の視点でインフルエンサーを選びましょう。
Lステップを1つのアカウントで管理すべき理由
留学先の国はたくさんあるので、国ごとにアカウントを分けて管理をすべきなのか、一つで管理をすべきかは悩みどころです。
結論からいうと、Lステップでは1つのアカウントで管理することをおすすめします。
それは、Lステップに「流入経路分析」があるため。
流入経路分析により、顧客がどこからLINE登録したのかわかります。
流入元がアメリカの記事であってもカナダの記事であっても、受け皿は1つにしておいて、そこから改めてその人に合った配信を流していくほうが、管理しやすいです。
流入経路分析の使い方や注意点は、以下の記事で解説しています▼
【番外編】エージェントの顧客単価を上げる方法
たくさんの集客をすれば、その分だけ売上は上がりますが、できるだけ売上は最大化させたいですよね。
顧客単価を上げるためには、どのような施策がとれるのでしょうか。
1つの施策としておすすめなのが、全体の留学サポートだけではなく、スポットでのサポートを提案すること。
ビザやパスポートの申請など、トータルでサポートしてくれる留学エージェントは多いですが、一部分だけをサポートするサービスは少ないからです。
- 留学エージェントは使わないけれど、ビザの申請だけは不安
- 留学前の語学スキルが伸びるか心配
このような方に向けて、ビザの申請のみを代行したり、英語の学習方法のコンテンツを販売したりと、スポット的なサポートの提供で顧客単価アップを図れるでしょう。
Lステップを活用して信頼される留学エージェントになろう
本記事では留学エージェント向けに、Lステップを活用した顧客対応と、新規集客の方法を解説しました。
競合が多い留学エージェント業界においては「信頼」を勝ち取ることが大事。
Lステップを活用することで、既存の顧客対応の徹底にもつながり、オフラインだけでは獲得しきれない新規顧客を集客することが可能です。
「この留学エージェントに任せれば間違いない」と顧客が感じるような高い質のサービスを提供し、さらなる売上アップにつなげましょう。