「連絡してもメールや電話に返答がない」
「会社説明会の参加率が悪い」
企業の採用活動において、頭を悩ませる採用担当者も多くいるのではないでしょうか。
近年、ダイレクトリクルーティングが注目されています。
ダイレクトリクルーティングとは、文字通り「企業が求職者へ直接アプローチする」採用手法のこと。
待つのではなく、求職者や転職潜在層に企業を認知してもらう「攻め」の採用です。
ダイレクトリクルーティングに効果を発揮するのが、Lステップの活用。
マクドナルドや日本生命、ニトリなどの大手企業でも採用にLINEが活用され、LINEでやりとりできることに好印象をもつ人が増加しています。
そこで今回は、人材採用における相談事例をもとに、Lステップを採用ツールとして活用する方法や活用するべき理由を解説します。
- Lステップを人材採用に活用すべき理由
- Lステップを活用した人材採用の流れ
- 人材採用にLステップを活用する際の注意点
- 効果的な人材採用の仕組みづくり
▼動画でもわかりやすく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください!
従来の人材採用における課題
リクナビ・ポータルサイトといった求人媒体を利用するものの、費用がかかる割に結果が得られず「難しい」と感じている企業担当者の声をよく耳にします。
実際に寄せられる相談事例は、以下のようなものです。
- どの求人媒体に費用をかけるのがいいのかわからない
- なかなか面接に参加してもらえない
- 思った人材が採用できない
- そもそも採用コストが合わない
これらが、従来の人材採用における大きな課題といえるでしょう。
Lステップを人材採用に活用すべき3つの理由
冒頭で「ダイレクトリクルーティング=企業が求職者へ直接アプローチする」採用手法が注目されているとお伝えしました。
そこで効果を発揮するのがLステップです。
この項目では、Lステップを人材採用に活用すべき3つの理由を解説します。
理由①低コストで優秀な人材を確保できる
欲しい人材を確保するのは難しいものです。
とくに、中小企業やベンチャーなどでは、費用の高い求人媒体を利用できないケースもあるでしょう。
Lステップを活用したダイレクトリクルーティングは、採用候補者に直接アプローチをしていく手法。
求人媒体を利用した「待ち」の採用から、採用ページや広告を自社で進める「攻め」のイメージです。
求人媒体よりも低コストで、自社にマッチした優秀な人材を確保できる可能性が高まるでしょう。
理由②自社の情報発信をスムーズにおこなえる
自社の情報発信がスムーズにおこなえると、応募者に企業の思いや魅力がダイレクトに伝わります。
たとえば、社員の日常やインターン生の体験談など、「自社の裏側」を配信するのも効果的。
積極的な情報発信により、求人媒体やエージェントを頼ることなく応募者と直接連絡が取れる機会が増えます。
なかには、直接スカウト採用に結びついた例もあるようです。
理由③求職者や採用候補者と信頼関係が築ける
採用のやりとりが面倒で連絡が取れなくなったり、他社へ採用されてしまったりというケースは意外に多いもの。
求職者・採用候補者とやりとりしやすいのも、Lステップを活用すべき理由のひとつです。
メールでのやりとりの場合、件名や担当者名を毎回入力するのがわずらわしく感じる人は多くいます。
ちょっとした文章を送るにしても挨拶文が必要だったり、文章のルールに抵抗があったりと円滑なコミュニケーションが難しい場合も。
Lステップを活用すれば、質問事項を想定した自動応答メッセージやアンケート、Q&Aなどで簡単に疑問解決へ導けるでしょう。
企業・応募者お互いが信頼関係を築き上げ、納得したうえで採用につながれば「こんなはずじゃなかった」という後悔もなくなります。
また、LINE登録してくれた方をリスト化できるのもメリット。
「他社へ採用されても、数年経って転職で戻ってきた」事例もあるようです。
人材採用にLステップを導入すべき企業とは?
Lステップの導入が効果的なのは、ホームページやTwitter・YouTubeなど、すでにメディアがあって集客できている企業。
フォロワーやチャンネル登録者など、ある程度のファンが確保できているのであれば、Lステップの人材採用はおすすめです。
たとえば、SNSの発信がきっかけで「この企業で働きたい」と思ったとき、LINE登録で面談の応募ができると便利ですよね。
また、アンケート機能を利用して、興味のある職種やスキルを確認したうえで、応募者にあった情報を提供するというやり方もあるでしょう。
メディアで発信をしていても「フォロワー・チャンネル登録者」はあくまでも登録者であって、自社のリストとしては機能しません。
感度が高い人をリスト化するためにも、Lステップの利用は効果的といえます。
Lステップを活用した人材採用の流れ
Lステップを活用した人材採用の流れは、以下のとおりです。
ステップ①LINE登録後にアンケートを配信する
LINE登録後、アンケートを配信して応募者の情報を獲得します。
人材採用の場合、性別・年齢といった基本情報のほかに、以下のような項目をヒアリングしましょう。
- 興味のある職種
- 経歴
- 職歴
そのほか、採用にあたって必要な情報をヒアリングしておくと、よりターゲットに沿った配信が可能となります。
ステップ②取得した情報を元にセグメント配信をおこなう
ステップ①で取得した情報を元に対象を絞り、応募者の属性や希望に合った配信を進めていきます。
- 社員の日常やインターン生の体験談
- 就職・転職までのコツ・ノウハウ
上記のような、ホームページには掲載していない「LINEならでは」の情報を盛り込むと効果的です。
経歴や職歴を元に、企業側からスカウトもできます。
人材採用にLステップを活用する際の注意点
人材採用にLINEを利用する場合、「ブロックされる」可能性はあります。
ブロックされる可能性を考え、LINEだけに依存するのではなくメールとの併用がおすすめ。
解決方法としては、LINE登録の初期段階でメーリングリストを作成しておくとよいでしょう。
仮にLINEがブロックされたとしても、メールでのやりとりや情報発信が可能です。
効果的な人材採用には【Lステップ×〇〇】
効果的な人材採用はLステップだけではなく、ほかの集客媒体を利用して仕組みづくりをするのが大切です。
ひとつずつ解説します。
Lステップ×広告
自社のホームページやLP(ランディングページ)で企業情報を紹介し、LINE登録につなげる仕組みです。
ホームページやLPに採用の申し込みフォームを設置しているケースは多いのですが、成果につながりにくくおすすめできません。
強い意欲があればよいのですが、迷いのある応募者は離脱する可能性が高いでしょう。
離脱ポイントの解決策として、まずは「LINE誘導:ポップアップ」を表示するのが有効です。
Lステップを活用して応募者の疑問や迷いを解決すれば、スムーズに申し込みへ誘導できます。
Lステップ×SNS
最近では、就職に関する情報をSNSで収集する人が増えています。
企業側でも、SNSで情報発信しているケースも多くなりました。
しかし、SNSのみで集客するだけでは、フォロワー・チャンネル登録者数がわかるだけでリスト化できません。
そこで、Lステップとの併用が効果的なのです。
SNSで集めたファンに対して「LINE誘導→基本情報を収集」してリスト化。
その後、対象を絞ったセグメント配信をおこなえば、効率よく採用につなげられるでしょう。
Lステップ×企業説明会(オフライン)
企業説明会をおこなう会社であれば、参加者へのLINE誘導は効果的です。
企業説明会の告知時にLINE誘導して、開催前に基本情報を獲得できれば、受付の手間が省けます。
リマインドや参加確認を配信すれば、ドタキャン防止にも役立つでしょう。
また、企業説明会を訪れた人に「LINE誘導:QRコード」のチラシを配布するのも有効です。
説明会だけで企業の良さを完全に伝えるのは難しいため、開催後にLINEで情報発信できるのはメリット。
もちろん参加者にとっても、当日だけではわからない情報が配信されるのは魅力です。
Lステップの活用で、企業説明会参加者のとりこぼしを防ぎ、より多くの人材にアプローチすることが可能になります。
【まとめ】Lステップを活用してベストな人材採用につなげよう
本記事では、人材採用のLステップ活用事例を紹介しました。
人材採用にLステップを活用すれば、費用の高い求人媒体を利用することなく質の高い人材を採用できる可能性が高まります。
入社前にコミュニケーションがとれるのでファン化につながり、企業と求職者のギャップが解消されます。
入社後に「こんなはずじゃなかった…」といったミスマッチを防ぐことができるでしょう。
人材採用でお悩みの方は、Lステップの導入をぜひ検討してみてください。