「Lステップのプランを変えたい」と考える場合、どのタイミングで反映や課金がされるかをご存知でしょうか。
料金プランによっては、実は変更ができないパターンもあります。
そこで今回は、Lステップのプラン変更方法と注意点を解説します。
これからLステップのプラン変更をする方は、まずは注意点を事前にチェックしておきましょう。
- Lステップのプラン変更前に確認する3つのポイント
- Lステップのプラン変更方法
- Lステップのプラン変更が反映されるタイミング
- Lステップのプラン変更時の注意点
プラン変更前に確認しておきたいポイント
「こっちのプランのほうが機能が多い」
「やっぱり安いプランにしたいから変更しよう…」
月額や機能だけでプラン変更を判断する前に、以下の3点を確認しておきましょう。
メッセージ送信の通数が合っているか
配信数を増やすことが目的なら、LINE公式アカウントとLステップ、両方のプラン変更が必要です。
LステップとLINE公式アカウントのひと月に利用できる配信通数は、以下のとおり。
▼【Lステップ】
スタートプラン | 5,000通/月 |
スタンダードプラン | 3万通/月 |
プロプラン | 5万通/月 |
▼【LINE公式アカウント】
コミュニケーションプラン | 200通/月 |
ライトプラン | 5,000通/月 |
スタンダードプラン | 3万通/月 |
配信をするたびに、Lステップ・LINE公式アカウント両方の通数が同じ数だけ減っていきます。
両プランの配信通数を合わせて契約すると「片方だけの通数がなくなった」というトラブルがありません。
ダウングレードができるプランか
Lステップでのダウングレードは、以下の2とおり。
○ 4種類の大量送信プランの間
○ 大量送信プランからプロプラン
反対に、ダウングレードできないパターンは、以下のとおりです。
✕ プロプランからスタンダード・スタートプランへ変更
✕ スタンダードプランからスタートプランへ変更
ダウングレードができない理由としては、各プランで使える機能が異なるから。
さらに、LINE公式アカウントも新規契約が必要です。
このような制約があるので、プラン変更の際には、ダウングレードができないプランがあることも覚えておく必要があります。
プラン変更者が管理者に該当するか
Lステップのプロプランにはスタッフ権限設定機能が付いており、管理者以外に副管理者・運用者・一般と、それぞれの権限が限定されている場合があります。
プランの変更操作ができるのは、管理者のみとなるため、該当しない場合には管理者へ操作を依頼しましょう。
Lステップのプラン変更方法
プラン変更前の確認事項をチェックできたら、いよいよ変更の手続きに移ります。
アップグレードとダウングレードに分けて解説しますので、参考にしてみてください。
アップグレードの場合
①管理者がLステップにログイン後、TOP画面に表示される「アップグレードをする」ボタンをクリック
②現在のプラン詳細が表示されるので、下部にある「決済ページへ移動して、プランを変更する」ボタンをクリック
③決済マイページの画面に切り替わったことを確認し、プラン一覧より変更したいプランの「詳細」ボタンを押す
④現在と変更後のプランの注意事項を確認し「▢上記注意事項を確認しました」にチェック
「上記内容に変更する」ボタンをクリックして、最終確認に進む
「プランを変更しました」の完了メッセージと、変更後のプラン名に「ご利用中」と表示が出てきたら手続きは完了です。
ダウングレードの場合
スタートプランやスタンダードプランへグレードを落とす場合は、一度、解約をしなければなりません。
4ステップでできるダウングレードの手順を解説します。
①管理者がLステップにログイン後、サイドメニューから「アカウント設定」を選択
②ダウングレードしたいプラン名の横にある「詳細」ボタンをクリック
③現在のプランと変更後のプランの詳細が表示されたら、下部にある「決済ページへ移動して、プランを変更する」ボタンを押す
④現在と変更後のプランの注意事項を確認後、変更ボタンを押して最終確認へ
「プランを変更しました」の完了メッセージと、次月ご契約プランの項目に変更後のプランが表示されていれば、手続きは完了です。
変更内容については登録のメールアドレスにも案内が届くので、最終確認や管理者以外への情報のシェアもできます。
【Lステップのプラン変更】反映のタイミングは?
プランのアップグレード・ダウングレードはそれぞれ、変更が反映される時期が異なります。
手続きのタイミングの参考としても、覚えておきましょう。
アップグレードの場合
新しいプランへアップグレードする場合は、すぐに変更が反映されます。
毎月の決済日は、プラン変更前と変わりません。
決済日が毎月1日の場合、15日にプラン変更をした場合でも、決済日は変わらず1日付けとなります。
料金については、アップグレードの契約日に、新プランとの差額分がクレジットカード決済で引き落とされます。
【スタンダードプランをプロプランに変更】
- スタンダードプラン・・・2万1,780円/月
- プロプラン・・・3万2,780円/月
▶6月1日 スタンダードプランの利用開始で、2万1,780円が引き落とされる
ダウングレードの場合
アップグレードとは反対に、ダウングレードした場合はすぐに変更されないので注意しましょう。
月の途中で変更しても、適用は翌月の1日付け。
決済についても、翌月分から費用として請求されます。
【大量送信プランをプロプランに変更】
- 10万通プラン・・・8万7,780円/月
- プロプラン・・・3万2,780円/月
Lステップ:プラン変更時の注意点3つ
Lステップのプラン変更を検討するときには、いくつかの注意点があります。
「知らなかった…」と後悔することのないよう、以下の3点に留意しましょう。
注意①LINE公式アカウントのプランも変更する
Lステップのプラン変更をする際には、同時にLINE公式アカウントのプランも変更する必要があります。
配信通数は、メッセージを送るたびにLステップ・LINE公式アカウントの両方が減る仕組み。
「両方減るなら、LINE公式アカウントだけ契約するほうが得なのでは?」と安易に考えてはいけません。
通常、LINE公式アカウント単体でのカウント方法は、3つの吹き出しで1回。
対してLステップを併用すると、5つの吹き出しで1回と数えます。
たとえば、1,000通の配信数で100人にメッセージを送る場合、1人に送れるメッセージ数はひと月で10回まで。
LINE公式アカウント単体では30個の吹き出しですが、Lステップと併用すると50個送れます。
20個もの差があるため、届けられる情報量に大きな差が出るのは一目瞭然です。
注意②ダウングレードのデメリットを考慮する
「スタンダードプランやスタートプランに戻したい」と、どうしてもダウングレードをしたい場合があるかもしれません。
唯一のダウングレード変更の方法としては、解約をして新規アカウントを改めて取得すること。
ダウングレードをする代償は大きいものとなるため、プラン変更の際には慎重にメリット・デメリットを比較しましょう。
注意③LINE公式アカウントの日割り計算が廃止された
LINE公式アカウントの日割り計算が廃止されたのをご存知でしょうか。
日割り計算とは、フリープラン(現コミュニケーションプラン)からアップグレードした際に適用されていた決済の仕組み。
以前は適用されていた日割り計算も、2023年6月のプラン改定に伴い、同年2月から廃止となりました。
現在では、アップグレードすると、新プランとの差額を支払うことで変更日から利用できる流れです。
LINE公式アカウントの新プランについて詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせて読んでみてください。
さらに、LステップとLINE公式アカウントでは、決済日に違いがあります。
- Lステップ・・・契約した日
- LINE公式アカウント・・・月初め
Lステップを1日に契約しない限り、月2回の引き落としがおこなわれます。
プラン変更をした際はさらに複雑になるため、変更前にLステップ・LINE公式アカウント両方の引き落とし日を確認しましょう。
Lステップのプラン変更は注意点を抑えて慎重に検討を!
今回は、Lステップのプランを変えたいときの注意点や手続きの方法について解説しました。
プラン変更はいつでも可能ですが、アップグレードとダウングレードで反映や課金のタイミングに違いがあります。
ダウングレードができない場合もあるため、後悔のないよう慎重に検討しましょう。
また、さらなる成果を求めるなら、Lステップ構築代行の利用を検討するのも一つの方法です。
これからLステップの導入をする方はもちろん、LINEの運営に関するお悩みや困りごとがある方は、ぜひご相談ください。