LINE公式アカウント上でのマーケティングを強化できる、LINEマーケティングツール。
LINEマーケティングツールは数多くありますが、それぞれに利用料金や機能が異なるので、導入前の比較が大切です。
そこで本記事では、LINEマーケティングツールのおすすめ10選を紹介します。
各ツールの特徴や利用料金も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- LINEマーケティングツールの概要
- LINEマーケティングツールの導入で強化できる機能
- LINEマーケティングツールのおすすめ10選
- LINEマーケティングツールを比較する際のポイント
LINEマーケティングツールとは
LINEマーケティングツールとは、LINE上で行うマーケティングの成果向上を強化できるツールです。
LINEの利用者数は9,300万人に到達し、年齢層は10~60代と幅広く、約80%の人が日常使いをしています。
利用者の多いLINEを活用したマーケティングは、サービス提供や商品購入・成約などの向上が期待できるのです。
LINE公式アカウントにもマーケティング機能は備わっていますが、以下のような弱みがあります。
- 属性の絞り込みが足りない
- 機能の手動設定による労力増加
- ステップ配信の設定に限りがある
上記の弱みを補うのが「LINEマーケティングツール」です。
各ツールで得意とする機能は異なりますが、活用するとLINE公式アカウント単体での運用以上に成果を期待できるでしょう。
LINEマーケティングツールの導入で強化できる機能
ここでは、LINEマーケティングツールの導入によって強化できる機能を紹介します。
- データ分析
- セグメント配信
- アンケート
- 自動応答
- 顧客管理
データ分析
多くのLINEマーケティングツールは、データ分析に長けているので、顧客情報を細かく分析できます。
LINE公式アカウントによる分析は「年齢・性別・居住地・友だち登録期間」などの大まかな情報までです。
一方、LINEマーケティングツールでは、以下のような内容を分析できます。
- CVに到達した人
- アンケートの回答内容
- 流入経路
- URLをクリックした回数
- スコアリング
配信に回答フォームを組み込めば、回答結果により顧客の基本情報だけでなく、関心や好みも把握できます。
流入経路とは、顧客が友だち登録に至るまでにたどった経路です。
たとえば、SNSを介して登録をしたのであれば、SNSの配信内容から顧客が何に関心を持っているかを把握できます。
分析した情報をもとに顧客の関心に合わせた配信をすれば、既読率が上がるだけでなく成果にもつながりやすくなるでしょう。
セグメント配信
分析で得た情報から、各顧客の関心に合わせた配信をするセグメント配信。
セグメント配信の活用は、顧客好みの配信をしたり、関心が少ない顧客への配信を中止したりの選択ができます。
顧客の心に刺さる配信は、ブロック率の軽減や成果につながるため、LINEマーケティングに必須となるでしょう。
アンケート
顧客に回答してもらうことで情報を取得できる、アンケート機能。
名前や年代といった基本情報だけでなく、質問項目を細かく作成することにより、多くの顧客情報を得られます。
回答フォームから事前に情報を得られれば、顧客が関心のあるメニューだけを表示する選択が可能です。
回答フォームを配信に組み込むタイミングは、アカウントへの興味度が高い、友だち登録直後をおすすめします。
自動応答
LINEマーケティングツールの中には、チャットボットを利用して自動応答に特化したものがあります。
自動応答の活用により業務時間外でも対応できるので、顧客の満足度が上がるだけでなく、人員の労力削減にもつながるのです。
さらに、自動応答機能は配信通数を消費しないメリットがあります。
予算オーバーせずに効率よくアカウント運用をしたい人には、活用したい機能と言えるでしょう。
顧客管理
LINEマーケティングツールは、LINE公式アカウントよりも顧客管理に優れています。
LINE公式アカウントから友だち登録をしただけでは、登録者の増加数しか把握できません。
LINEマーケティングツールの中には、友だち登録時に自動で顧客情報が分けられ、LINE登録名までわかるものもあります。
さらに、各顧客への配信状況や成約までの進行状況の把握ができるツールもあるのです。
徹底的な顧客管理により戦略や改善策を練りやすくなるので、活用したい機能となるでしょう。
LINEマーケティングツールのおすすめ10選
ここでは、LINEマーケティングツールのおすすめ10選を紹介します。
各ツールの特徴や月額利用料金もまとめていますので、導入検討の参考にしてみてください。
- Lステップ
- KUZEN-LINK
- MicoCloud(ミコクラウド)
- Liny(リニー)
- THUNAGARU
- LIBERO(リベロ)
- Penglue(ペングル)
- LOYCUS(ロイカス)
- L Message(エルメ)
- CScloud
①Lステップ「累計導入社数 業界No.1ツール」
LINEマーケティングツールの中でも累計導入社数No.1を誇る、Lステップ。
Lステップは、顧客情報の細かい分析結果から最適なメッセージ配信ができるツールです。
流入経路分析だけでなく、2つ以上の分析結果をかけ合わせる「クロス分析」の活用で、より詳細な顧客情報を取得できます。
分析結果をもとに顧客好みの配信が可能なので、リピーターを増やして成果の向上を期待できるでしょう。
【初期費用】 :0円
【月額利用料金】:2,980円~
※30日無料利用期間あり
【配信通数】 :1,000通~
【主な機能】
- 流入経路分析
- クロス分析
- シナリオ配信
- セグメント配信
- 自動応答
- 予約管理機能
②KUZEN-LINK「専門チームによる手厚いサポート体制」
KUZEN-LINKには、専門家チームによる手厚いサポート体制があります。
サポート内容は、マーケティング施策の立案や運用代行・効果を検証した後の改善点の提案など。
顧客と事業者の関連性を管理するCRMツールとの外部連携により、顧客管理を強化しています。
KUZEN-LINKの導入により、ブロック率の低下やメッセージの開封率が6倍になった事例もあります。
【初期費用】:問い合わせ
【月額利用料金】:問い合わせ
【配信通数】:問い合わせ
【主な機能】
- セグメント配信
- シナリオ作成
- データ分析
- 回答フォーム
- 多言語対応
- チャットボット作成・管理
③MicoCloud「企業に優しい伴走型支援ツール」
MicoCloud(ミコクラウド)は、顧客分析や戦略設定・検証・改善といったサポート体制が充実したツールです。
ツールを提供するだけでなく、戦略策定から改善までを一緒に行うサポーターがいるので、導入の不安を減らせます。
機能の充実性も高いので、スピーディーに成果を出したい事業者向けのツールと言えるでしょう。
【初期費用】:問い合わせ
【月額利用料金】:問い合わせ
【配信通数】:問い合わせ
【主な機能】
- 友だち登録経路分析
- セグメント配信
- シナリオ配信
- アンケート
- 自動応答
- タグ分析
④Liny「自治体や官公庁も納得のセキュリティ対策強化ツール」
自治体や官公庁が取り入れているツールで、セキュリティ対策も強化できるのがLiny(リニー)。
Liny内のデータは暗号化されているので、盗聴や改ざんなどのリスクを軽減できます。
各顧客に合わせた配信を得意としており、チャットボットによる自動応答を活用すると、人員の労力削減にもつながります。
【初期費用】:54,780円(税込)
【月額利用料金】:5,500円~(税込)
※デモアカウントによる7日間無料体験あり
【配信通数】:1,000通~
【主な機能】
- 予約機能
- シナリオ配信
- セグメント配信
- 流入経路分析
- クロス分析
- URLクリック測定
⑤THUNAGARU「無料から始められて最短5分で導入可能」
THUNAGARUは、利用料0円から最短5分で導入できるツールです。
0円プランでも45,000通/月の配信が可能で、すべての機能を利用できる点が魅力。
導入検討の時点で「顧客数が多いが、アカウント運用費は抑えたい」という事業者に最適なツールとなるでしょう。
【初期費用】:0円
【月額利用料金】:0円~
【配信通数】:45,000通~
【主な機能】
- セグメント配信
- リッチメニュー切り替え
- アンケート
- 自動応答
- クリック計測
- 配信実績レポート
⑥LIBERO「操作性・デザイン性に優れたマーケティングツール」
操作性やデザイン性に優れている、LIBERO(リベロ)。
LIBEROには集客機能が備わっており、顧客がWeb上でたどった行動履歴から集客につながりそうな人を抽出できます。
友だち登録を促す画面を表示させることで登録をしてもらい、集客につなげます。
また、デザインの豊富さからさまざまなレイアウトが可能なので、顧客の目を引くアカウントを作成できるでしょう。
【初期費用】:問い合わせ
【月額利用料金】:問い合わせ
【配信通数】:問い合わせ
【主な機能】
- ポップアップ機能
- 友だち登録経路分析
- アンケート
- セグメント配信
- ステップ配信
- 開封・クリック計測
⑦Penglue「初期費用・月額利用料無料の完全成功報酬型」
初期費用・月額利用料が無料のPenglue(ペングル)。
「完全成功報酬型」をうたっており、成果が出なければ費用は請求されません。
成果発生後も請求金額は最大で50万円までと、わかりやすい料金設定が特徴。
Penglueを活用することで、離脱しそうな顧客をAIが判別してポップアップで引き止めができます。
その後、LINEトーク画面に誘導し、チャットボットが対応して成果へとつなげられます。
【初期費用】:なし
【月額利用料金】:完全成功報酬型
※最大50万円まで
【配信通数】:成果により変動あり
【主な機能】:HPに記載なし
⑧LOYCUS「最適なタイミングでメッセージ配信が可能」
LOYCUS(ロイカス)は、顧客に最適なタイミングでメッセージを送信できるツールです。
顧客の行動をきっかけに、顧客データを取得したりメッセージを配信したりすることで、スムーズなアクションにつながります。
配信成果は数値やグラフに反映されるので、現状をすぐに確認でき、改善対策を練りやすくなるでしょう。
【初期費用】:0円
【月額利用料金】:22,000円~
※14日間無料体験あり
【配信通数】:15,000通~
【主な機能】
- 友だち追加経路分析
- カルーセルメッセージ
- シナリオ配信
- セグメント配信
- URL発行・アクセス測定
- アンケート
⑨L Message「アカウント運用費の低コスト化を実現」
アカウント運用費の低コスト化を実現させたツールが、L Message(エルメ)。
月額利用料は0〜10,780円(税込)と、リーズナブルで導入しやすいツールでしょう。
10,780円の「スタンダードプラン」には通数制限がないので、低コストかつ多くの配信数を必要とする事業者におすすめです。
【初期費用】:0円~
【月額利用料金】:0円~
【配信通数】:1,000通~
【主な機能】
- URL分析
- クロス分析
- 予約管理
- 自動応答
- ステップ配信
- アンケート
⑩CScloud「LINEのチャット機能を強化できるツール」
CScloudは、LINEのチャット機能を強化できるツールです。
顧客から質問があった際に、チャットボットで対応し、必要な場合は対応できるスタッフを選出します。
対応状況を把握する機能があるので、素早い対応により顧客満足度の向上も期待できます。
テンプレート機能を活用して、予測できる回答を事前に作成すれば、返信時間の短縮にもつながるでしょう。
【初期費用】:問い合わせ
【月額利用料金】:問い合わせ
【配信通数】:問い合わせ
【主な機能】
- 1対1トークに関する設定
- アンケート
- ステップ配信
- セグメント配信
- 流入経路分析
- セグメントリッチメニュー
LINEマーケティングツールを比較する際のポイント
LINEマーケティングツールは数多くありますが、導入には目的に合うものを選択しなければなりません。
ここでは、各ツールを比較する際のポイントを紹介します。
- 利用料金が予算と合うか
- アカウント運用課題を解決する機能があるか
- 操作が難しくないか
- サポート体制が整っているか
利用料金が予算と合うか
LINEマーケティングツールの比較時には、料金が予算と合っているかを確認しましょう。
機能やサポート体制が優れたツールの中には、問い合わせないと料金がわからないものもあります。
契約後に予算オーバーとなっては、アカウント運用もままならないので、月々の料金から予算に問題ないかシミュレーションしてみてください。
アカウント運用課題を解決する機能があるか
ツールの比較時には、アカウントの課題を解決できる機能があるか確認するのも大切です。
たとえば、顧客の予約管理体制を強化したい場合、予約機能に優れたツールを選ぶと管理にかけていた時間を削減できます。
「アカウントの課題は何か」を把握してから機能の確認をすると、ツール選びがスムーズになるでしょう。
操作が難しくないか
LINEマーケティングツールの操作性も比較したいポイント。
ツールの操作が複雑であると、豊富な機能を活用しきれないリスクが高まります。
機能を使いこなせてこそ成果が出やすくなるので、運用担当者が簡単に操作できそうか確認しましょう。
サポート体制が整っているか
ツールの導入前にサポート体制も確認できると、アカウント運用の負担軽減につながるでしょう。
サポートの中身も「初期設定までは無料」「戦略策定から改善まで全サポート」「チャットでの対応のみ」とさまざまです。
サポートを受けると運用にかかる負担を軽減できますが、有料サポートは高い金額となる可能性もあるので、確認を怠らないようにしましょう。
LINEマーケティングツールのおすすめ10選【まとめ】
今回は、LINEマーケティングツールのおすすめ10選を紹介しました。
LINEマーケティングツールをうまく活用することで、成果への最短ルートを作り出すことができます。
ツールごとに料金や配信通数・得意とする機能に違いがあるので、目的に沿ったものを導入しましょう。