LINEのマーケティングツールとして知られる、Lステップ。
それに加えて、最近登場したツール「iステップ」もあります。
名前が似ているだけに、両ツールの違いがわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Lステップとiステップの違いを比較したうえでまとめます。
両ツールの違いを知って、マーケティングに活かしましょう!
- Lステップとiステップの概要
- Lステップとiステップの違い
- Lステップとiステップがそれぞれおすすめな人
Lステップとは?
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツールです。
単体で成り立つものではなく、あくまでもLINE公式アカウントと併用することが必要となります。
Lステップを導入することで、売り上げアップや業務の効率化を図れます。
LINEは、日本国内で9,300万人以上が使用しているため、日常生活に溶け込みながらマーケティングの施策を打ち出すことができるでしょう。
iステップとは?
iステップは、Instagramで事業をおこなう際に役立つツールです。
Instagramを運営する「Meta社」に認められており、安心・安全に使用できます。
iステップも単体で使うものではなく、既存のInstagramアカウントに紐づけて活用します。
主な機能はユーザーへの自動返信で、収益アップや業務の効率化に役立つでしょう。
Lステップとiステップの違いを徹底比較!
それでは、Lステップとiステップの違いを比較したうえでまとめます。
両ツールはまったく異なるものですので、違いを理解して活用しましょう。
運営会社
Lステップとiステップの運営会社は、まったく異なります。
名前は似ていますが、関連会社ではありません。
以下、それぞれの会社概要をまとめます。
【Lステップの運営会社】
会社名 | 株式会社Maneql(マネクル) |
代表者 | 田窪洋士 |
会社所在地 | 大阪府堺市北区中百舌鳥町5-764-2 中百舌鳥ビル3F |
設立年 | 2016年4月1日 |
主な事業内容 |
|
株式会社Maneqlは、Lステップ以外にもLINEにまつわるツールを複数提供しています。
また、起業家・フリーランス養成事業にも力を入れており、無料でさまざまなビジネススキルを学べる「オープンイノベーション大学」も人気です。
【iステップの運営会社】
会社名 | 株式会社ネルプ |
代表者 | 稲葉信 |
会社所在地 | 東京都品川区上大崎3丁目2−1 目黒センタービル 8階 |
設立年 | 2022年2月 |
主な事業内容 | iステップ事業 |
株式会社ネルプが設立されたのは2022年2月と最近ですが、YouTubeのリアリティ番組「令和の虎」に代表の稲葉さんが出演したことで一気に話題となりました。
その後、多くのインフルエンサーに活用されており、急速に普及してきていることがわかります。
使用用途
Lステップとiステップの用途は異なり、どちらかで迷うものではありません。
あくまでも、LINE公式アカウントにはLステップ、Instagramにはiステップと、媒体によって使うべきツールが異なります。
むしろ、Lステップとiステップを併用して使うことで、より成果が高まるケースも多いでしょう。
具体的には、以下のような使用用途があります。
- LINEを使って売り上げアップを図りたい
- 顧客管理を簡単におこないたい
- 予約フォームとして活用したい
Lステップを活用することで、LINEでの成約率を高めることができます。
分析機能も豊富なため、どのような属性のユーザーが成約に至りやすいのかまで把握できるのが強みです。
- Instagramで商品やサービスを販売したい
- フォロワーとのコミュニケーションを増やしたい
- 顧客対応を効率化させたい
iステップを活用すると、フォロワーとのコミュニケーションを効率よく増やすことができます。
顧客対応の効率化・収益性のアップを目的として導入する人が多いツールです。
主な機能
ここでは、Lステップとiステップの主な機能をまとめます。
- 事前に設定したタイミングでのメッセージ配信
- 顧客の属性別にしぼってメッセージ配信
- リマインド配信
- 回答フォームの作成
- 顧客にタグをつけて管理
- リッチメニューの作成
- 予約管理
- 流入経路分析
※プランによって機能に違いがあります。
Lステップを導入することで、各顧客に適したタイミング・内容でメッセージを配信できるようになります。
また、どの媒体から友だち登録に至ったかわかる「流入経路分析」を用いれば、登録数の多い媒体に力を入れて、集客力を高められるでしょう。
- フィードコメントへの自動返信
- インスタライブ中の自動返信
- ストーリーズでの自動返信
- リールでの自動返信
- メンションやタグ付けしたユーザーへの自動DM
- 問い合わせの自動対応
- アンケートやキャンペーンの作成
iステップの代表的な機能といえば、ユーザーへの自動返信です。
フィード投稿やストーリーズ、インスタライブ、リールとあらゆるシーンでの自動返信ができます。
業務を効率化しつつ、フォロワーとのコミュニケーションを密にとることができるでしょう。
料金設定
ここでは、Lステップとiステップの料金設定をまとめます。
【Lステップの料金設定】
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
月額料金 | 2,980円(定価5,000円) | 21,780円 | 32,780円 |
月間配信数 | 〜1,000通 | 〜15,000通 | 〜45,000通 |
Lステップには、上記のように3つのプランがあります。
プランによって機能の違いはありますが、特に着目したいのは、月間配信数の違い。
月に何通配信するかによって、適切なプランが変わるでしょう。
また、契約してから1ヶ月間は「無料お試し期間」となります。
【月額:22,000円】
- iステップシステム
- 設定マニュアル
- 施策集
- メールでの質疑応答サポート
iステップの料金設定はシンプルで、上記のプランのみです。
月の送信数に制限はなく、追加料金が発生することもありません。
この他、サポートや設定代行を希望する場合には、問い合わせたうえで追加費用を支払うことになります。
また、契約してから14日間はフリートライアルとなります。
Lステップはこんな人におすすめ!
Lステップは、以下に当てはまる方におすすめします。
- LINE公式アカウントの友だち数が多く、配信コストが高い…
- 成約率を高めたい!
- お店の予約フォームとして使いたい!
現在、LINE公式アカウントを使って集客をおこなっている人は、Lステップを導入することでさらなる成約率アップを期待できます。
また、友だち数が多く配信コストがかかってしまっている場合、Lステップでセグメントを分けて配信すると、配信通数の節約につながるでしょう。
iステップはこんな人におすすめ!
iステップは、以下に当てはまる方におすすめします。
- フォロワー数が多く、個別対応がなかなかできていない…
- フォロワーのエンゲージメントを高めて、商品・サービス購入につなげたい!
- 店舗への問い合わせ対応を自動化させたい!
iステップを導入すれば、フォロワーからのコメントに自動返信できるので、密なコミュニケーションがとりやすくなります。
コミュニケーションの頻度が上がれば、Instagram上のアルゴリズムで優遇される可能性も高まるでしょう。
また、DM内での問い合わせ対応も自動化させて、業務の効率化を図ることもできます。
【まとめ】Lステップとiステップの両方を使うと相乗効果あり!
本記事では、Lステップとiステップの違いを比較したうえでまとめました。
Lステップとiステップは名前が似ていますが、機能や使用用途はまったく異なるものです。
- LINE公式アカウントでの成果を高めたいならLステップ
- Instagramでの成果を高めたいならiステップ
「どちらのツールを使用すべきか…」と迷うものではなく、両方を併用することでさらなる成果を期待できます。
両ツールの特徴を理解したうえで、自分に合った方法で活用してみてください。