LINE公式アカウントを運営する中で、自社商品を購入された際に決済システムがあると便利と感じる方は多いのではないでしょうか。
近年では、店頭、オンラインショップ、公共料金など電子決済やウォレット決済で完結できる場所が増えています。
LINE公式アカウントは単体で決済ができないため、外部システムの連携が必須です。
そこで、この記事ではLINE公式アカウントの決済システムは何があるのか、その連携方法も詳しく解説していきます。
最後まで読んで、自社のLINE公式アカウントに合う決済システムは何か、参考にしてください。
LINE公式アカウントで販売から決済まで一元管理できるツール3選
LINE公式アカウントの決済システムは、LINE上で集客や商品教育を経て商品を購入した際に、商品代金の決済まで完結できる機能のことです。
LINE公式アカウントに決済ツールを導入すると、外部サイト(ECサイト)経由しなくても自社商品の販売ができるため、小規模の商品販売や個人で行う商品販売にも適しています。
現在はLINE Payを利用した決済方法がありますが、2025年4月30日にサービス終了が決定しており、LINE Payの加盟店登録も2024年7月に登録できなくなりました。
そのため、LINE公式アカウントでキャッシュレス決済するには、外部の決済ツールと連携が必要です。
では、LINE公式アカウントに連携できる決済システムはどのようなツールがあるか紹介していきます。
Lineup
LineupはLINE公式アカウント上で、気軽にネットショップを開設できる決済ツールです。
LINE公式アカウント内をECサイトに見立てて、商品の販売から決済まで行えます。
【導入・運営にかかる費用】
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用 | 3,000円(税込)/月 |
システム利用料/月 | 決済総額の1.5%/月 |
決済手数料 | LINE Pay:3.5%(廃止予定:2025年4月まで) PayPay:3.8% クレジットカード:3.6% |
機能 | 商品在庫管理 注文管理 アクション履歴の閲覧 セグメント配信 キャンペーン販売 ステップ配信 SNSとの連携 プライベート販売 |
決済方法はクレジットカードやPayPay、LINE Payにも対応しています。
ツール上で商品在庫、顧客情報も一元管理できる優れものです。
Atouch(アタッチ)
Atouch(アタッチ)は、LINEでネットショップ運営ができるツールです。
ネットショップの知識やスキルがなくても簡単に開設できる特徴を持っています。
【導入・運営にかかる費用】
プラン | トライアル | サブスク | プレミアム | エンター プライズ |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | |||
月額費用(税別) | 期間限定9,800円 |
期間限定14,800円 |
別途見積 | |
サービス利用料 | 3% | 別途見積 | ||
決済手数料 | クレジット:3.25% LINE Pay:3.6% |
|||
商品登録点数 | 100点まで | 100点まで | 1,000点まで | 無制限 |
サポート | チャット サポート |
チャット サポート |
チャット サポート |
有人 サポート |
その他 機能 |
ー | 定期課金システム | 定期課金システム
商品一括アップロード 流入経路分析 |
定期課金システム
商品一括アップロード 流入経路分析 |
初期費用は無料で、販売の規模によりプランを選択しスタートできます。
STORES予約
STORES予約は、サロンの予約管理やLINE上で決済まで一元管理できるツールです。
予約管理や決済までLINE上で完結できるため、効率よく業務負担を減らせます。
【導入・運営にかかる費用】
フリー | スモール | チーム | ビジネス | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
月額費用(税込) | 0円/月 | 12,980円/月 | 22,880円/月 | 31,790円/月 | 66,000円/月 |
決済手数料 | 4.9%+99円 | ||||
月間予約件数 | 50件まで | 200件まで | 300件まで | 2,000件まで | 5,000件まで |
予約販売から事前決済、月謝など幅広い商材に対応可能です。
また顧客管理や一斉配信、リマインド送信もできるので、業種を選ばす活用できるツールとして優れています。
自社のLINE公式アカウントに合うプランや、設定方法など疑問に感じることがある場合は、専門知識を持つ人に相談してみましょう。
弊社では、LINE構築をメインとした導入から設定、運用を担う会社です。
LINE公式アカウントでもっとビジネスの幅を広げたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。
これまで100社以上の実績を持つ、専門のサポーターが最適な構築プランを紹介します。
これまで携わってきた導入事例は「当サイト」からご覧いただけます。
「Lステップ」と決済システムの連携方法と注意点
LINE公式アカウント専用の拡張ツール「Lステップ」の導入で効率的にビジネスを拡大できます。
LINE公式アカウントに「Lステップ」 と決済システムを連携すると、LINE上で自動的に接客から決済までの流れを構築可能です。
また予約機能を使うと自動で予約受付や、顧客からの問い合わせにも対応できるため、効率的な販売経路が作り出せます。
Lステップで購入履歴や顧客情報に応じて、セグメント配信や購入者へ「ありがとう」メッセージの配信を自動対応してくれます。
それぞれの決済サービスを導入する際の連携方法も解説します。
Stripe(ストライプ)
Stripe(ストライプ)は、オンライン決済サービスを提供するプラットフォームで、100万以上の企業で導入されています。
導入にかかる初期費用や月額費用がなく、ランニングコストが掛からない点が特徴です。
【導入・運営にかかる費用】
初期費用 | 0円/月 |
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月額費用 | 0円/月 |
決済手数料 | 3.6% / 件 |
導入から利用開始まで最短1日でできるので、すぐに運用開始できます。
対応するクレジットカードが豊富で、分割払いに対応できる点でも使い勝手の良い決済ツールと言えるでしょう。
- Stripe公式サイトにアクセスする
- 「今すぐ始める」をクリックする
- Stripeアカウントに情報を記入する
- Stripeの管理画面が表示される
- 登録アドレスにメールが送信される
- メール内の「Verify email address」をクリックする
- 認証後、本登録の情報入力の画面が表示される
「2段階認証の確認番号」がSMSで送信されると登録完了です。
【Stripeを連携する際によくある注意点】
①Stripで決済後にLステップへ連携するために、プロプラン以上の契約が必要。 ※StripとLステップの連携に流入経路分析の機能が必要なため。
②初回のみ認証画面が表示される。 流入経路を使用した際(初回のみ)に、友だちのトーク画面上にLINEの認証画面が表示される。 友だちが認証許可しないまま離脱する場合もあり、購入者を全てを特定できないことがある。 事前に、認証画面が出る旨を伝えておくと、離脱を防げるでしょう。 |
PayPal(ペイパル)
PayPal(ペイパル)は、インターネット決済サービスで、世界で2億5000万人以上、1800万以上のお店で利用できます。
相手にクレジットカード情報が見えない工夫と、利用者の保護システムに特徴があります。
【導入・運営にかかる費用】
初期費用 | 0円/月 |
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月懸費用 | 0円/月 |
決済手数料 | クレジットカード、銀行口座からのショッピング時の支払いは無料 |
利用する場合は、決済する顧客もPayPalの登録が必要です。
分割払いには対応していませんが、送金リクエストのリンク(URL)を相手に送信して決済を受けられる簡単な仕組みの決済ツールと言えます。
- ビジネスアカウントを新規登録する
- 登録画面で支払い情報や必要情報を登録する
メールアドレス認証が済んだら登録完了です。
【PayPalを連携する際によくある注意点】
①決済リンクごとにリダイレクト先を設定できない。 「ありがとう」メッセージは、商品に関わらず違和感のない内容にする必要がある。
②利用時は住所登録が必要。 利用者もPayPalのアカウント登録が必要なため、情報入力が必要となります。
③初回のみ認証画面が表示される。 流入経路を使用した際(初回のみ)に、友だちのトーク画面上にLINEの認証画面が表示される。 友だちが認証許可しないまま離脱する場合もあり、購入者全てを特定できないことがある。 事前に、認証画面が出る旨を伝えておくと、離脱を防げるでしょう。 |
LINE公式アカウント、Lステップのことは何でも弊社のサポーターまでご相談ください。
弊社では、LINE構築をメインとした導入から設定、運用を担う会社です。
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決済システム×Lステップの導入でさらにビジネスを加速させる
この記事では、LINE公式アカウントの決済システムについて紹介してきました。
決済システムの導入には、LINE公式アカウントに直接連携する方法と、Lステップを介して流入経路や詳細な分析が可能になる連携方法があります。
LINE公式アカウントに直接連携する場合
購入後の詳細な分析から、さらに売り上げに繋がるLステップを介して連携する場合
どちらも初期費用や月額費用などランニングコストが掛かりますが、ビジネスの幅が広がると早期回収も可能です。
自社のLINE公式アカウントの方向性に合わせて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
導入に際して、課題や目的を明確にして、必要な機能を揃えて購入者が離脱しない状況を構築しましょう。
導入方法や設定などお悩みがある場合は、お気軽にお声掛けください。
これまでの成功事例をもとに、貴社に最適なLINE構築プランをアドバイスいたします。