ブランドローンチ後、即完売!LINE×ポップアップを制したスキンケアブランドのLステップ導入事例

オリジナルブランドを立ち上げ、販売しているインフルエンサーは多くいます。

 

その中でも最近は、InstagramやYouTubeに加え、LINEを戦略的に取り入れることで売上を伸ばす方が増えているのをご存じでしょうか。

 

今回は、Instagramで3.9万人のフォロワーを抱えるインフルエンサー様が立ち上げたスキンケアブランド「Pruth+(プルース)」様のLINE活用事例を、弊社担当とのインタビュー形式でご紹介します。

 

LINE公式アカウントとLea、Lステップを併用し、オンラインとオフラインをうまく組み合わせ、集客と販売の最大化に成功している好事例です。ぜひ参考にしてみてください。

 

中川聖悟

【中川聖悟(しょうご)】
株式会社BALSA代表/Lステップ認定コンサルタント
LINE公式アカウントおよび、Lステップの構築・運用支援を基軸にしたマーケティング支援に従事。累計50社以上の企業LINE公式アカウントの立ち上げ運用に携わり、運用したアカウント数は累計200を超える。これまで担当した業種は、フィットネス、クリニック、学習塾、Webスクール、コンサルティング、ECなど、あらゆるジャンルでの運用に対応。

 

ハル

【ハル】
美容クリニック専門のマーケター/SNSコンサルタント
美容医療の現場経験を活かし、戦略設計から運用まで一貫してサポート。Instagram・LINEを軸に、複数のクリニック・スキンケアブランドのブランド価値を高めるマーケティングを展開している。「美容医療とマーケティングの橋渡し役」として、現場理解×データ分析による精度の高い提案を行う。

LINE公式アカウントとLeaの組み合わせでスタート

――まずはPruth+様について、簡単にご紹介いただけますか。

ハルさん
ハル

Pruth+様は、スキンケアについて発信するインフルエンサーの「たかひろさん」が立ち上げた、化粧水やクリームを扱うスキンケアブランドです。

 

――Lステップの導入はいつ頃でしょうか?

中川さん
ショーゴ

2025年の年明けあたりです。

 

――BALSAが入る前から、Pruth+様はLINE公式アカウントやLステップは導入されていましたか?

中川さん
ショーゴ

Lステップは導入前でした。

 

2024年の11月に商品のリリースだったんですけど、最初はLステップを入れず、LINE公式アカウントと、LINE公式アカウントでECサイトを構築できるLea(レア)というシステムを連携してスタートしました。

 

今後は自社のECサイトを開設するんですけど、ファーストステップとしてLeaで決済システムを作った感じです。

 

――Lステップ導入前の段階からBALSAは支援に入っていたのでしょうか?

中川さん
ショーゴ
はい。

 

――LINE公式アカウントとLeaの構築もされたんですか?

中川さん
ショーゴ

そうです。リリースまで時間がなかったので、1週間で覚えて作りました(笑)

 

――すごいですね。Pruth+様の構築を担当することになった経緯もお聞かせいただけますか?

中川さん
ショーゴ

たかひろさんより直接ご相談をいただいたのがきっかけです。
ハルさん
ハル

美容医療関係のイベントに参加した時にたまたまお会いして、その時にLINEの構築・運用の依頼先を探していると伺いました。

 

商品のリリースまでにあまり時間がなかったんですけど、今ご相談いただければ対応できますよとお話しして、後日ミーティングをしてご契約いただいた流れです。

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オフラインイベント開催を見据えてLステップを導入

――なるほど。Pruth+様がLステップを導入するきっかけは何だったのでしょうか?

ハルさん
ハル

大きくは2つあって、当時ポップアップイベントを控えていたんですけど、LINE公式アカウントとLeaの組み合わせだとできることが限られていたのが1つ。

 

もう1つは、先行販売とか特殊な仕組みを作りたいと考えていて、Lステップがないと難しかったからです。

 

Lステップの提案をした時、最初はランニングコストを気にされていたんですけど、導入すればできることがすごく増えるので、イベントのタイミングで入れませんかとお伝えして導入に至りました。

中川さん
ショーゴ

たかひろさんのInstagramからLINEに誘導し、そこから商品の告知とリリースをする流れに関しては、LINE公式アカウントとLeaの機能でまかなえました。

 

オフラインでポップアップストアを出す際に、来店した人や通りがかった人にLINEのQRを読み込んでもらい、後々その人たちだけに連絡できるようにしたくて、そのためにはLステップの「流入経路分析」の機能が必要になってきます。

 

あとは2〜3ヶ月運用して、リピーターを増やしていきたいという話になり、新規と既存を明確に分けて配信を送るなど施策を変えるにもLステップが効果的なので、Lステップを追加で導入することになりました。

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ブランドの世界観を守り、押し売りはしない。でも売上は作る

――Lステップではどのような構築をされましたか?

ハルさん
ハル

先方はブランドの世界観を大切にしたい想いがすごく強かったので、そこを崩さないことをまずは意識しました。

 

あとは、押し売りのようなローンチにならないよう心がけました。フォロワーのみなさんのおかげでここまでこれました、という訴求ですね。

 

世界観を守り、押し売りはしないとは言え、当然売上は作っていかなければいけません。なので限定性は訴求するなど、見せ方は先方としっかりすり合わせをして進めました。

 

――配信の内容はハルさんが作っているのでしょうか?

ハルさん
ハル

はい、そうです。

 

――毎月の定期配信では、どういった内容を訴求していますか?

ハルさん
ハル

毎回毎回Pruth+の商品を推すのではなく、Pruth+のアカウントを開く習慣をつけてもらうことを重視しています。

 

「読むだけで綺麗になる」というキャッチコピーの美肌通信を作っていて、スキンケアのお役立ち情報を配信する中でたまにPruth+の話をする感じですね。

 

美肌通信

 

定期的にイベントを開催していて、イベントの開催中は2週間〜1ヶ月くらいイベントの後押しをしています。

 

2週間〜1ヶ月くらいイベントの後押し

 

――Lステップを導入して、新規と既存ユーザーの対応は分けていますか?

中川さん
ショーゴ

完璧には分けられていないのが現状です。

 

というのも、LeaとLステップの連携はできないので、Lea経由で購入した人の特定ができないんですよね。

 

LINEのQRコードが付いた同梱物を商品と一緒に送っていて、それを読み込んでくださった方は購入者と特定できるんですけど、100%ではありません。

 

――なるほど、今後リピーター施策はどのようにされていく予定ですか?

ハルさん
ハル

自社でECシステムを構築していく予定で進んでいて、そのシステムとLステップは連携が可能なので、しっかり分けるのはECシステムが構築されてからになります。

 

EC構築をしたら定期販売や何回目の購入かを特定するなど、いろいろ施策の構想はしています。

中川さん
ショーゴ

イベント参加者は特定できているので、その方たちに絞った配信はしています。

 

あと、すごくファンでイベント会場に行きたいけど、都合で行けない人をインスタライブでLINEに誘導しました。LINEでクイズ企画をやって、回答した人には来場した人と同じ特典を受け取れる施策です。

 

そのタイミングで登録してくださった方に、後日販売促進の配信をするなどの活用にはつなげています。

オンライン販売とポップアップイベント、どちらも完売

――構築の成果をお聞かせください。

ハルさん
ハル

2024年の11月と12月に1回ずつ販売を行ったのですが、どちらも完売でした。

 

2025年の1月にポップアップを開催したんですけど、ポップアップ用に準備した分も完売しています。

 

――化粧水では結構高価な方だと思いますが、リリースの度に完売するのはすごいですね。

中川さん
ショーゴ

たかひろさんが積み上げてきた信頼が大きいですね。

 

現状はっきりした数字はわからないですが、毎月そこまで多くの友だち追加があるわけではないことを考えると、リピートも結構多そうなんですよ。

 

リリース直後は応援してるからって理由で購入する人も多いですが、そこからリピートにつながっているのはすごいなと感じます。

 

――現状の販路はLINEからの購入か、ポップアップのときに店頭で購入するかのどちらかですか?

ハルさん
ハル

その他、美容クリニックに卸しています。クリニックの先生におすすめされたら試してみる人も多いので、そこの販路も広げられるようにたかひろさんが頑張っています。

 

あとは、たかひろさんがイベントに登壇するときがあって、その時に会場で販売もしています。

 

たかひろさんがイベントに登壇す

LINEでイベント販売の事前予約を受付|オンラインとオフラインの掛け合わせで成果を最大化

中川さん
ショーゴ

Pruth+さんは、オンラインとオフラインの両方をうまく使って販売できているところがひとつポイントだと思っていて、例えばポップアップを開催する時は決済まではしないんですけど回答フォームで事前予約を受け付けています。

 

購入の約束をしてもらう感じですね。これによって、ある程度販売数の見込みが立てられるようになっています。

ハルさん
ハル

1回目のポップアップの時、事前予約でたくさん来ましたよね。2回目は準備期間が短すぎて事前予約やらなかったんですけど、次のポップアップの時はまたやりたいって先方もおっしゃってました。

 

――ちなみに、ポップアップはどういうところで開催されているんですか?

ハルさん
ハル

これまでは渋谷のスクランブルスクエアと、伊勢丹新宿でやりました。

 

ポップアップの開催場所についても、「こういう話があったんですけど、受けた方がいいと思いますか?」って逐一連絡をいただけるんですよ。

 

――それはいい関係の証ですね。いい話ならBALSAとしても協力しやすいですし。

中川さん
ショーゴ

おっしゃる通りで、マーケティング・ブランディングみたいなサポートもしていますね。たかひろさんみたいに何かと相談してもらえるのは嬉しいですし、ご支援しやすいと感じています。

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リッチメニューからチラシまで、世界観を形にする魅力的なクリエイティブ

――Pruth+様の構築で、他にこだわった点や工夫したポイントはありますか?

中川さん
ショーゴ

ハルさんのライティングと、弊社のデザイナーのクリエイティブがPruth+の世界観とマッチしたところが推しポイントです。

 

リッチメニュー

リッチメニュー

ハルさん
ハル

確かにクリエイティブはすごく喜んでいただいてますよね。

 

画像の他にチラシとか紙媒体も作成してくださっているんですけど、紙媒体のデザインもすごく上手というか世界観が作れていて、クリエイティブはかなりこだわって作っています。

 

チラシ用に作成していただいたクリエイティブを、たまに配信の方にも流用しています。

 

チラシ

 

ポップアップ開催時は、クリエイティブも高級感を保ちつつインパクトが与えられるようなリッチメニューにしています。

 

リッチメニュー

中川さん
ショーゴ

施策自体もよいと思っているんですけど、クリエイティブが成果をよりよいものにしている事例だと思っています。

 

――クリエイティブは確かにすごく魅力的ですね。ハルさんは何かありますか?

ハルさん
ハル

あとは時々、送信者アイコンをPruth+からたかひろさんに変えて配信しているんですけど、たかひろさんアイコンで配信した翌日に「昨日売れてます」って連絡が入ることもあり、結構効果を感じられています。

 

Pruth+のアイコンVer

Pruth+のアイコンVer

 

たかひろさんのアイコンVer

たかひろさんのアイコンVer

 

――BALSAの他の事例でも、送信者アイコンの変更で反応が変わるというお話がありましたが、Pruth+様でも同様に変化が見えているんですね。

中川さん
ショーゴ

はい。細かいところですけど、結構効果のある施策のひとつです。

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イベント来場者をLINEに誘導する仕掛けを作り、後追いを可能に

――ポップアップでは企画をされたとおっしゃっていましたが、どのような内容か詳しくお聞かせいただけますか。

ハルさん
ハル

最初のポップアップの時は、Pruth+の認知向上とLINEの使い方に慣れてもらうことを目的に、Pruth+クイズ(たかひろさんに関する問題や、Pruth+のブランド名の由来など)を企画しました。

 

クイズ企画も、参加した方には500円オフのクーポンが当たるような内容です。

 

先方はクイズ企画を気に入ってくださったみたいで、次の伊勢丹ポップアップでも同じクイズ企画をしました。

 

ちなみに店頭では、来店した方全員に読み込んでもらう用のQRコードと、購入していただいた方に読み込んでいただくQRコードを分けて用意しています。

中川さん
ショーゴ

クイズ企画はLINE登録直後にできるように設定していたので、QRコードを読み込んでもらってすぐその場でやっていただく形式です。

 

特典付きのクイズ導線で、来場者の大半がLINE登録してくださったんですよね。先方がまたやりたいとおっしゃったくらいなので、かなり誘導もしやすかったんだと思います。

 

また、ポップアップの時に友だち追加をしてくださった人には後日、配信で抽選企画をやりました。

 

クイズ企画

 

全員参加したくなるように、ハズレなしにしてるのがポイントです。1等や2等が当たらなくても500円クーポンは手に入る感じですね。

 

2本目の購入につなげるために、クーポンは有効期限を2ヶ月に設定しています。

 

――抽選企画の反応はいかがでしたか?

中川さん
ショーゴ

7月に460人を対象に配信していて、回答率は87%なので約400人が参加してくれている計算です。

 

――回答率87%はかなり高いのではないでしょうか。このやり方はイベント時の友だち追加施策としてすごくよさそうですね。

ハルさん
ハル

そう思います。LINE登録さえしてもらえれば追加の配信ができますからね。

 

イベントをするってなった時に、LINE公式アカウントとLeaの組み合わせだとこういう施策はできないんですよ。やはりLステップを導入してよかったと思っています。

 

本格的にECシステムを構築しようと思うと結構なお金がかかる中、Leaは3,300円で決済システムを入れられるのでコスパはすごくよくて、Leaでスタートしたこと自体はよかったと思っているんですけどね。

 

――なるほど。その他はいかがでしょうか?

中川さん
ショーゴ

リッチメニューの推しポイントのひとつがFAQです。回答フォームで作ってるんですけど、購入前の人と購入後の人でよくある質問を分けています。

 

よくある質問

 

リッチメニューに問い合わせボタンを設置するのではなく、よくある質問の最後に問い合わせボタンを設置することで、自己解決可能な質問への対応を削減できます。

LINE登録する前に、購入するかはほぼ決まっている?

ハルさん
ハル

今回やっている中で思うのは、InstagramのストーリーズからのLINEの導線が1番大切ということです。LINEにきてからではなくて、Instagramの段階できちんと仕掛けることが重要です。

中川さん
ショーゴ

LINEで告知する前に、買うかどうかはたぶん決まっているという話です。

 

たかひろさんが商品出すよって言ったら、多くのフォロワーさんが買うことも決めて、お財布準備してたんですよ。

 

日々のやりとりとかコミュニケーションとかを通じて、たかひろさんのことが好きで信頼できるから、この人から買いたいって思ってる人たちがLINEに入ってくるので、そこまで教育とかいらないんですよね。

 

この流れが作れたら最強ですし、それができてるクライアントさんがやっぱりうまくいってます。

ハルさん
ハル

いかにフロントの活動を頑張れるかが、1番重要だと思います。

 

LINEは掛け算にはなりづらくて、足し算なんですよね。70点のものを80点とか90点にはできても、20点を90点にはできなくて。

 

フロントで積み上げた信頼を、LINEでどこまで底上げできるかなんだと思います。

 

とは言え、LINE内の導線が悪かったり、配信文章がすごくセールス色が強かったりすると、せっかく80点まで積み上がっていた信頼が0になることもあります

 

なのでLINEをどう構築していくかはとても重要ですが、”LINEだけで”売上が作れるわけではありません。

中川さん
ショーゴ

クイズとか抽選とか、Lステップでその形を再現すること自体できる人はたくさんいるんですよ。

 

でも、どのタイミングでとか、この温度感だから今回は抽選にしようとか、そこまで判断できる人はそういないと感じます。

ハルさん
ハル

忙しい時期って、インフルエンサーさんでもSNSの更新が途絶えちゃうことがあるんですけど、こっちからこの日とこの日は絶対インスタライブしてくださいってお願いしてました。

 

その時に、このリンクを絶対に貼って案内してくださいって伝えるような感じで、LINE構築以外もサポートさせていただいたので最大化できたと思います。

中川さん
ショーゴ

こうやってやり切らせるのがBALSAの強みですね。

 

クライアントワークとかコンサルってどこかで無責任になりがちなんですけど、しつこく言って実行させきるっていうところ、めっちゃ人依存ですけどこれは僕らの強みだと思っています。

 

――遠慮して言うべきことを言えず中途半端な結果で終わるのと、しっかり伝えてしっかり成果を出すのでは当然後者であるべきだと思うので、素晴らしい強みだと思います。

ハルさん
ハル

たかひろさんはすごく私たちに感謝してくれているというか、信頼してくださっていて、いろいろ相談もしてくれるのでいい関係だと思います。

 

――Pruth+様の運用はまだまだサポートの余地がありそうですね。ちなみにたかひろさんは、BALSAに構築や運用を依頼したことに対し、どのような感想を持たれていますか?

ハルさん
ハル

先方から以下コメントをいただきました。

 

LINE運用という無形のサービスは、どこに依頼するか過去の経験から非常に慎重に判断すべき分野です。

 

そのような中、BALSA様には具体的な数値目標や対策、SNS投稿の工夫に至るまで丁寧にサポートしていただきました。

 

化粧品という競争の激しい業界で無事に1周年を迎えられたのは、ひとえにBALSA様のご支援のおかげです。今後とも一層のご協力をお願いいたします。

 

――すばらしい評価ですね。本日はお時間をいただきありがとうございました。⇒LINE運用サービス説明資料の無料ダウンロードはこちら

まとめ

今回は、スキンケアブランドのPruth+(プルース)様のLINE活用事例をご紹介しました。

 

  • 自社あったLINEの活用方法を知りたい
  • LINE運用をプロに相談したい

 

このような方は、250のアカウント運用実績を誇るBALSAにぜひお問い合わせください。

 

さまざまな業種や課題に対応してきた経験をもとに、最適なご提案をさせていただきます。

 

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