LINE広告の入稿規定まとめ!自分で設定するときの注意点やポイント紹介!

2024年現在LINEでは約72,000を超えるアカウントが、広告を出稿しています。

 

さまざまな広告が掲載できるLINE広告は「静止画・動画・アニメーション」を通じて、幅広いユーザーへ商品やサービスの訴求が可能です。

 

これからLINE広告を活用して、ビジネスを広げたいと考えている方も多いでしょう。

実はLINE広告には入稿規程が決められおり、注意するべき点がいくつかあります。

 

当記事では、LINE広告の入稿規定と、自分でLINE広告を設定するときの注意点やポイントも紹介していきます。

最後まで読んで参考にしてみてください。

 

LINE広告の入稿規定まとめ

ここでは、LINE広告の入稿規定について紹介します。

LINE広告は、配信する内容やメディアの種類により入稿規定が変わります。

そのため広告の効果を出すためには、ユーザーがクリックしたくなるようなクリエイティブ作りが大切です。

また広告を効率化するため、複数のフォーマットへクリエイティブを入稿することをおすすめします。

 

LINE広告で入稿可能なクリエイティブ

一つずつ説明していきます。

LINE広告 静止画の入稿規定

LINE広告のクリエイティブの中で、比較的コストを抑えて制作できるものが「静止画」です。

 

LINE広告 静止画の入稿規定一覧

フォーマット サイズ
Card(カード) 1200×628pixel
Spuare(スクエア) 1080×1080pixel
Carousel(カルーセル) 1080×1080pixel
画像(小) 600×400pixel

 

画像(小)は一番サイズが小さくなるため、ユーザーに認識してもらう工夫が必要です。

 

引用元|LINEヤフーfor Business

 

そのためには、伝える情報の選択が重要となります。

 

◾️フォーマット共通事項

ファイル形式 PNGもしくはJPEG
ファイル容量 10MB以下

 

LINE広告 静止画の配信面(2024年5月時点)

配信面 Card
(カード)
Spuare
(スクエア)
Carousel
(カルーセル)
画像(小) 画像
(アニメーション)
トークリスト ×
LINE NEWS ×
LINE VOOM × ×
ウォレット × ×
LINEポイントクラブ × ×
LINEショッピング × × ×
LINEチラシ × × ×
LINEクーポン × ×
LINEマイカード × × × ×
ホーム ×
LINE Monary × ×
LINEオープンチャット × ×
LINEレシート × ×
LINEファミリーアプリ × ×
LINE広告ネットワーク × ×

LINE広告の静止画の中でCard(カード)は、全ての配信面に対応しているため効率的な広告の配信が可能です。

またSpuare(スクエア)においても、LINEマイカード以外全てのLINE広告に対応しているため活用できます。

 

LINE広告 動画の入稿規定

LINE広告の静止画と比べて費用面では高額になりますが、ユーザーへより伝えたい内容を入稿できます。

 

動画クリエイティブは、LINE広告の冒頭3秒間の工夫が重要です。

冒頭で商品価格や特徴を示すことで、ユーザーへ興味付けと訴求力が高まる効果を得られます。

 

動画の冒頭3秒の改善で、「動画の再生単価は約35%の改善・動画の再生回数は約200%の増加」になった例もあります。

 

 

また、冒頭の0秒時点がサムネイルとして表示されます。

そのため0秒時点を切り取ったときに、静止画として興味を引くクリエイティブになっているかの確認が必要です。

 

LINE広告 動画の入稿規定一覧

フォーマット アスペクト比 width height
Card(カード) 16:9 240~1920pixel 135~1080pixel
Spuare(スクエア) 1:1 600~1280pixel 600~1280pixel
Vertical(バーティカル) 9:16 135~1080pixel 240~1920pixel

 

共通するLINE広告の入稿規定

ファイル形式 mp4・MOV
音声 AAV・128kbps以上を推奨・モノラルまたはステレオ
フレームレート 最大30fps
解像度 最大1080p(広告配信時は最大720p)
ビットレート 最大8Mbps
時間 最大600秒(最低5秒以上)
ファイルサイズ
最大1GB以内

LINE広告の動画は静止画や文章に比べて、より多くの情報を伝えることが可能です。

また具体的なLINE広告の紹介動画を通じて、ユーザーは商品の使用方法や利便性を直感的に理解できるため、購買意欲が高まる効果が期待できます。

 

一方で、制作には撮影や編集など手間がかかるため、制作した動画は1度きりの使用に留まらず、編集・使い回しをしながら、LINE広告で利用することをおすすめします。

 

LINE広告 動画の配信面(2024年5月時点)

配信面 Card
(カード)
Spuare
(スクエア)
Vertical(バーティカル)
トークリスト ×
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット ×
LINEポイントクラブ ×
LINEショッピング ×
LINEチラシ ×
LINEクーポン ×
LINEマイカード × ×
ホーム ×
LINE Monary ×
LINEオープンチャット × × ×
LINEレシート ×
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

 

LINE広告で動画を掲載する際は、掲載箇所に合ったサイズの動画を準備することが重要です。

複数のフォーマットを準備して、LINE広告の各配信面へ掲載して効果を高めていきましょう。

 

LINE広告 アニメーションの入稿規定

LINE広告のアニメーションとは、複数の静止画像を連続して表示させることで、動いているように見せる手法です。

細かな変化や動きを加えることで、視覚的にユーザーの興味を引きつける効果があります。

 

 

LINE広告 アニメーションの入稿規定一覧

項目 入稿規定
ファイル形式 PNG (APNG)
ファイルサイズ 最大300KB
画像サイズ 600×400pixel
秒数 最短1秒、最長4秒まで
フレーム(画像)数 5~20
ループ数 1~4

APNGは、アニメーションGIFに代わる新しい画像形式です。

容量も軽く、パラパラ漫画のように滑らかなアニメーションを表現できます。

 

LINE広告 アニメーションの配信面(2024年5月時点)

LINE広告のアニメーションを利用できる配信面は、トークリストのみで掲載できます。

 

最上部に表示されるため、アニメーションはユーザーの目に留まりやすく効果的な手法としておすすめです。

 

 

LINE広告 フォーマット別の入稿規定

ここからは、LINE広告のフォーマット別に入稿規定を紹介します。

 

LINE広告のフォーマット
  • Card(カード)
  • Square(スクエア)
  • Vertical(バーティカル)
  • カルーセル
  • Small Image(スモールイメージ)

 

LINE広告のフォーマット① Card(カード)

LINE広告のCard(カード)は、実際どのようなフォーマットなのか詳しく見比べてみましょう。

 

Card(静止画)は、W1200px × H628pxのフォーマットで、ほとんどの配信面に対応が可能です。

Card(動画)は、画面比率16:9の動画フォーマットで、トークリスト、LINEオープンチャット以外の配信面で使用できます。

 

サイズ タイトル
(半角全角問わず)
ディスクリプクション
(半角全角問わず)
Card(静止画) 1200×628pixel 20文字以内 75文字以内
Card(動画) 16:9(240×135pixel~1920×1080pixel) 20文字以内 75文字以内

 

Card(静止画)の場合は、多くの情報を詰め込み過ぎると、視覚性が悪くなる場合があり注意が必要です。

 

LINE広告のフォーマット② Square(スクエア)

    Square(動画)は、画面比率1:1の動画フォーマットです。

    トークリスト、LINEマイカード、LINEオープンチャット以外の配信面で活用できます。

     

    サイズ タイトル
    (半角全角問わず)
    ディスクリプクション
    (半角全角問わず)
    Card(静止画) 1080×1080pixel 20文字以内 75文字以内
    Card(動画) 1:1(600~1280pixel) 20文字以内 75文字以内

     

    Square(静止画)は、W1080px × H1080pxのフォーマットです。

    LINEマイカード以外の配信面で活用でき、Cardよりも表示する画像が大きいため訴求力も高まります。

     

    LINE広告 フォーマット③ Vertical(バーティカル)

    Vertical(動画)は、画面比率9:16の動画フォーマットで、配信面に大きく表示されることが特徴です。

    またデフォルトで表示される要素も持っているため、広告内の他の要素と被らないように配置することが重要です。

     

     

    LINE VOOM、LINE NEWS、LINEファミリーアプリ、LINE広告ネットワークで活用できます。

     

    入稿規約
    サイズ 9:16(135×240pixel~1080×1920pixel)
    タイトル(半角全角問わず) 20文字以内
    ディスクリプクション(半角全角問わず) 75文字以内サイズ

    Verticalは、動画のみで使用できるフォーマットです。

     

    タップすることで全画面表示に切り替わり、訴求力を高められますが、場合によっては動画が見切れてしまう可能性もあります。

    そのため重要な要素になる画像は中央に配置することをおすすめします。

     

    LINE広告のフォーマット④ カルーセル

    LINE広告のカルーセルは、1つの広告枠の中に、スライド形式で最大10枚の画像を掲載することが可能です。

     

     

    入稿規約
    サイズ 1080×1080pixel
    タイトル(半角全角問わず) 20文字以内
    ディスクリプクション(半角全角問わず) 40文字以内

     

    ホーム、LINE VOOM、LINE NEWSの一部、LINEポイントクラブで活用できます。

    LINE広告のカルーセルでは、1,2枚目が最も重要で、クリエイティブを制作する時には次が見たくなる工夫をしましょう。

     

    LINE広告フォーマット⑤ Small Image(画像小)

    LINE広告のSmall Image(画像小)は、トークリストの上部に表示されるLINE広告です。

     

     

    静止画のクリエイティブは、画面をスクロールしている一瞬に興味を引きつけ、思わず目(指)を止めてしまう要素が重要です。

     

    入稿規約
    サイズ 1200×628pixel
    タイトル(半角全角問わず) 20文字以内
    長いタイトル1行目(半角全角問わず) 35文字以内
    長いタイトル2行目(半角全角問わず)
    35文字以内

     

    画像(小)はタイトルの他に長いタイトル(1行目or2行目)の入力が必要です。

    広告が表示される箇所に合わせてタイトルもしくは長いタイトル(1行目or2行目)が自動で表示されます。

     

    LINE広告 配信目的別の入稿規定

    ここからは、LINE広告の配信の目的別に入稿規定は下記の通りです。

     

    アプリ アクションボタン ランディングページ
    Web 管理画面より選択 希望のURLを設定
    アプリ メディアに登録したものから選択 管理画面より選択
    友だち追加 友だち追加

     

     

    共通するフォーマットの入稿規定

    画像・画像(小)・動画・アニメーション メディアに登録したものから選択
    タイトル 20文字以内
    ディスクリプション 75文字以内

    ※画像(小)・アニメーションについては、タイトルとは別に長いタイトル(35文字以内)を入力できます。

     

    LINE広告を自分で設定するときの注意点とポイント

    こちらでは、LINE広告を自分で設定する際の注意点を紹介します。

     

    LINE広告の注意点
    • クリエイティブが承認されない

    • 配信が制限される

     

    LINE広告の制作したクリエイティブが承認されない

    LINE広告のクリエイティブが承認されない場合に考えられることは「LINE広告掲載ガイドライン」に抵触している可能性があるということ。

     

    そのため、LINE広告のLINE広告審査ガイドラインを確認し、抵触している箇所を修正して再提出が必要です。

     

    LINE広告の禁止事項(一部抜粋)
    • 誹謗中傷や名誉毀損をするもの
    • ポルノなどの性的コンテンツ、性行為やわいせつな行為を目的としたもの
    • クリック報酬を目的とする行為、悪質なマーケティング、スパム行為​を目的としたもの

     

    「ユーザーが必要とする情報を適切に提供しているか」「ユーザーが不快に感じることはないか」「ユーザーが安心・安全にサービスを利用できているか」という点を重視しています。

     

    せっかく時間や費用を掛けて制作したにも関わらず、上記の禁止事項に含まれる内容で承認されないためにも、提出前に確認しておきましょう。

     

    LINE広告の配信が制限される

    LINE広告では、配信面のメディアポリシーにより「競合規制・掲載制限」がされる場合があります。

     

    業種・サービスが異なる場合でも「商品・サービス・訴求内容」が同じであると判断された場合は制限されてしまいます。

     

    配信規制の対象
    • LINEポイント:ポイントサイトやポイント訴求
    • LINEマンガ:電子書籍・マンガ
    • LINEチラシ:特売・セール・割引訴求
    • LINEクーポン:クーポンサイトやクーポン訴求
    • LINEショッピング:ショッピング・ポイント・アフィリエイトサイト
    • LINEファミリーアプリ:各アプリと同業種・サービス・訴求内容

     

    また配信面の掲載ポリシーにより、広告の掲載が制限される場合もあります。

    詳細な確認については、各配信面における競合規制・掲載制限を確認しておきましょう。

     

    LINE広告で効果的なクリエイティブを制作するポイント

    こちらでは、効果的なクリエイティブを作成するポイントを紹介します。

     

    LINE広告の制作のポイント
    • ターゲット層に合わせた画像やイラストを使用する
    • 注目ポイントに装飾を加える
    • 分割レイアウトを使用する

    参考|【2023年10-11月】LINE広告×Yahoo!広告 クリエイティブトレンド

     

    ①LINE広告のターゲットの人物画像・イラストを使用する。

    広告を見た人が、自分が対象と認識してもらいやすい工夫を施す。

     

    引用元|【2023年10-11月】LINE広告×Yahoo!広告 クリエイティブトレンド

     

    ターゲット層を表現した画像やイラストをメインに使用したデザインは、多くの業種で高い効果が期待されます。

     

    ②LINE広告のポイントを装飾で目立たせる。

    長文であっても伝えたい一部のポイントを目立たせる事で、「サービスの説明・商材理解」を高める工夫をする。

     

    引用元|【2023年10-11月】LINE広告×Yahoo!広告 クリエイティブトレンド

     

    多くの業種で展開可能なLINE広告のため、商材に合わせてアレンジすることをおすすめします。

     

    LINE広告のレイアウトを活用する。

    分割レイアウトで気になる選択肢から、興味を持ってもらい遷移先へ促す工夫をする。

     

    興味を持ったユーザーからクリックしてもらいやすくなります。
    また遷移先の情報量の多さなど、さらに興味や関心を高める効果を期待できます。

     

    LINE広告のクリエイティブを制作する際は、LINE Creative Labが配信している内容や同業種の傾向も確認して、ユーザーに見られやすいクリエイティブ制作の参考にするといいでしょう。

     

    LINE広告の活用で、さらに興味関心を持つユーザーを集客してビジネスを広げよう

    この記事では、LINE広告の入稿規定、設定するときの注意点やポイントを紹介しました。

     

    月間使用者9,500名とSNSの中で最大のシェアを誇るLINEで、効率的にLINE広告を配信してマーケティングの拡大を図れます、

     

    LINE広告の入稿規定に沿って、クリエイティブを制作して興味関心が高いユーザーを獲得していきましょう。

     

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