「自分でLINEの構築をやってみたけど、苦戦してうまくいかない…」と悩んでいませんか?
パーソナルジムの予約や顧客管理・新規獲得に、LINEビジネスの拡張ツールである「Lステップ」を活用できます。
本記事では、パーソナルジムにおけるLステップの活用事例を6つ紹介。
導入前の確認ポイントも合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- パーソナルジムがLINEビジネスを導入する目的
- Lステップ導入前の確認ポイント
- Lステップの活用事例6つ
▼動画でもわかりやすく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください!
パーソナルジムがLINEビジネスを導入する目的
パーソナルジムがLINEビジネスを取り込むと、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
導入する目的として、以下の3つを挙げましょう。
一つずつ解説します。
目的①体験に来た顧客の引き上げ
一度体験には来たものの、次回の予約や会員登録につなげることが難しいと感じる方も多いはず。
再来店を促すためには、顧客の引き上げが必要です。
LINE公式アカウントでは、来店時の割引クーポンを自動配信できます。
さらに、Lステップを導入すると、未成約の顧客だけにしぼって来店を促す配信も可能。
LINE公式アカウントで自動配信をすれば、労力をすり減らすことなく、見込み客の再来店へとつなげられます。
目的②新規顧客の獲得
売上アップや成約につなげるために、まずは店舗の存在を知ってもらうことが必要不可欠です。
新規顧客の獲得には、SNSからの導線作りがおすすめ。
SNSからLINE公式アカウントへと誘導できれば、顧客一人ひとりの情報を収集できます。
「ダイエットをしたい人」や「健康管理をしたい人」のように、顧客の目的ごとに分けた配信も可能に。
LINEまでの誘導はSNSからでもよいですし、店舗に登録用のQRコードを置くのもおすすめです。
目的③体験後のアフターフォロー
「せっかく体験に来てくれたのに、アフターフォローができない…」と悩む方も多いのではないでしょうか。
アフターフォローができると、顧客のファン化につながる可能性が高まります。
店舗側がメールや電話・ハガキなどでアフターフォローをする場合、非常に手間がかかるでしょう。
LINE公式アカウントを活用すると、アフターフォローの配信を自動化できます。
プラスでLステップを導入できると、以下の配信が可能に。
- 次回の予約
- 食事の管理
- 自宅でできるトレーニングメニュー
- 別商品のオファー
たとえばジムを退会した人に対し、月に1回フォームチェックの再来店を促す配信もできます。
パーソナルジム|Lステップ導入前の確認ポイント3つ
パーソナルジムがLステップを導入する場合、事前に確認してほしいポイントが3つあります。
一つずつ見ていきましょう。
①情報発信をする媒体
店舗情報を流す媒体によって、把握すべき点が異なります。
- SNS・・・フォロワー数
- リスティング広告・・・月々の広告費
SNSからLINE登録を促して顧客管理をする場合、そもそもフォロワー数が少ないと新規顧客もつかめません。
フォロワー数が少ないときは、Lステップの導入よりもフォロワー数を増やすことから始めましょう。
また、売上額と広告費の費用対効果を見ることも大切。
広告費が上回る場合には、改善が必要です。
②HPやLPまでの動線
ジムへの予約につなげる場合、HPやLPを利用する方も多いのではないでしょうか。
LPとは、商品の紹介から購入までの流れを1ページで完結できるページのこと。
なかなか成約に至らないときは、CTAボタンの配置といったサイト内の改善が必要です。
CTAボタンは読者の行動を促す効果があるため、適切な配置をすると成約数の向上を期待できるでしょう。
※CTAボタン…「Call To Action」の略で、ユーザーの行動を促すボタンのこと。
③月間の問い合わせ・成約数
ひと月の問い合わせ数や成約数により、打ち出す施策が異なります。
たとえば、毎月10人がLINE登録をして、そのうち9人が体験や成約をしてくれたとしましょう。
90%がアクティブユーザーなので、やるべき施策はLINE登録者数を増やすことになります。
反対に、10人中1人しか成約に至らない場合は、成約につながる施策を考え出さなければなりません。
Lステップを活かすためにも、事前の数値を洗い出す作業は必須です。
パーソナルジムのLステップ活用事例6つ
ここからは、パーソナルジムのLステップ活用事例を6つ紹介します。
①店舗にLINE登録用のQRコードを置く
LINE上でジムの予約や顧客管理をするために、LINE登録を促しましょう。
LステップではLINE登録用のQRコードを作成できるので、印刷をして店頭に設置するのがおすすめ。
さらに、QRコードにタグをつければ、顧客情報や成約数の可否に応じて振り分けができます。
その後の経過観察をおこない、成約に至らない顧客には以下の対策をとりましょう。
- アフターフォローのステップ配信をする
- 1度だけ来店した顧客限定で、クーポンを配る
- キャンペーンの配信をする
このように、Lステップを利用すれば「体験1回で終了」のリスク対策が可能です。
また、LステップではQRコードだけでなく、URLリンクも発行できます。
店舗に置くQRコードとSNSからLINE登録を併用するなら、Lステップの「流入経路分析」も活用しましょう。
流入経路分析は、LINE登録に至った媒体ごとの数を計測できます。
「どこからの登録が多いか」を知れるため、登録者数が多い媒体へ広告費を注ぐ選択も可能に。
流入経路分析の使い方を以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。
②次回の来店日時をリマインダ配信する
Lステップの「リマインダ配信」機能を使うと、次回の来店日を知らせる配信ができます。
予約を土壇場でキャンセルされるのを防ぐためでもあり、実際に効果がある方法です。
たとえば、予約当日を含めて2日前から配信をするとしましょう。
- 2日前 →「〇月〇日が予約日です」と知らせる
- 1日前 →「用意するもの」や「店舗までのアクセス方法」を知らせる
予約当日や前日にリマインドをすると、予約キャンセルを防げるだけでなく、顧客とのコミュニケーションにもつながります。
③パーソナル診断を取り入れる
Lステップ機能を活用して「パーソナル診断」を入れる方法もおすすめ。
顧客がジムに来る目的はさまざまです。
- ダイエットをしたい
- 筋肉をつけたい
- 健康を意識して運動をしたい
顧客の目的に合わせたメニューを提供するためには、パーソナル診断が最適といえるのです。
以下の項目でアンケートを取り、それぞれに合う診断を送りましょう。
- 年齢
- 性別
- なりたい体のイメージ像
- 運動をする目的
- 現在の運動量
ここでの注意点が、成約ありきで診断を提供するということ。
診断結果と勧めるトレーニングメニューや商品に違いがあれば、顧客からの信頼を損ねます。
それぞれの顧客が選んだ結果に合わせたトレーニングや商品を提案しましょう。
④ステップ配信で教育をする
顧客を獲得するために、1からの教育が必要なパターンもあります。
たとえば、ジムと関わりが少ない美容情報を流すSNSからLINEへ流入した場合。
そもそも「なぜジムに通う必要があるのか」を伝えましょう。
そこで活用できるのが、Lステップの「ステップ配信」。
ステップ配信とは、顧客教育のために配信を何日間かに分けて、少しずつ信頼を得ながら成約につなげる配信のこと。
いきなりジムへ勧誘しても、顧客の警戒心を払えないと成約にはつながりません。
顧客からの信頼を得るためにも、ステップ配信をうまく活用しましょう。
以下の記事では、Lステップの「ステップ配信」でできることを解説していますので、参考にしてみてください。
⑤リッチメニューにお客様の声を入れる
会員登録をする前の見込み客は、実際に体験した人の声を参考にしたいもの。
体験者である「お客様の声」をリッチメニュー内で紹介しましょう。
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトークルーム下の表示されるメニューのこと。
顧客が自らタップして情報を得るので、押しつけ感がないメリットがあります。
リッチメニューには、体験者の声だけでなくビフォーアフターも掲載できると、ジムへの信頼度を上げられるでしょう。
体験者の声を参考にしている人も多いので、入会者を増やす施策として取り入れてみてください。
⑥動画や画像で場所を知らせる
「ジムの場所がわかりづらい」というのも、顧客からよく聞く声。
店舗の場所が入り組んでいてわかりにくいと、予約のみで終わってしまうこともあるでしょう。
Lステップでは、文章だけでなく動画や画像を使用し、ジムの場所を案内する配信ができます。
動画や画像は、できるだけ複数のパターンを用意するのがおすすめ。
- 最寄り駅から徒歩で来る順序
- バスで来る順序
- 自家用車で来る順序
前もってLINEで「ジムへのアクセス方法」のアンケートを取れば、タグをつけて該当する順序の動画や画像だけを配信できます。
パーソナルジムのLステップ活用事例【まとめ】
今回は、パーソナルジムのLステップ活用事例を6つ紹介しました。
Lステップをパーソナルジムで活用すると、顧客管理・体験後の成約率を上げるアフターフォローを期待できます。
たとえ成約に至らなくても、自社商品があればLINEでおすすめするといった別のアプローチも可能。
ですが、LINE公式アカウントのみでは、使える機能や配信数も限られています。
LステップはLINEビジネスを拡張できるツール。
使える機能も多いので、これを機にLステップを導入してみてはいかがでしょうか。