
LINE公式アカウントには、ユーザーがLINE上で予約できる「LINEで予約」という機能があります。
アプリを切り替える必要がなく、トーク画面やプロフィールから簡単に予約できるため、スムーズで手間のない予約対応が可能になります。
この記事では「LINEで予約」の仕組みや使い方、導入手順、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。⇒LINE運用サービス説明資料の無料ダウンロードはこちら
目次
1.「LINEで予約」とは
LINEで予約とは、LINE上で店舗の予約が完結する、飲食店向けの機能です。
LINE公式アカウントに「予約ボタン」を設置することで、ユーザーがLINE上で予約の申し込みができる仕組みです。
主に、以下のようなことができます。
- 「プロフィール」に予約フォームの設置
- 予約内容(日時、人数など)の選択
- 必要情報(名前、電話番号など)の入力と送信
- 自動返信での予約受付確認
本機能を利用するにはLINE公式アカウントの開設および、「ぐるなび」や「一休.com」などの外部予約サービスへの加盟が必要です。
連携可能な外部予約サービスの詳細は、こちらをご確認ください。⇒LINE運用サービス説明資料の無料ダウンロードはこちら
2.利用者がLINEで予約する流れ
ここでは、利用者がLINE上でどのように予約を進めていくのか、ステップごとにわかりやすく解説します。
2-1.「予約」ボタンをタップ
LINE公式アカウントを開き、プロフィールページにある「予約する」ボタンをタップします。※ボタンは外部予約サービスにリンクされています。
2-2.来店日時と人数を選択
まず、来店希望日と時間を選び、続いて人数を指定します。空き状況に応じて選択肢が表示されるため、リアルタイムで確認が可能です。
2-3.コース・プランを選択
日時と人数を確定すると、コースやプランの選択画面に進みます。
2-4.名前・連絡先を入力
予約確定前に、名前・電話番号・メールアドレスなどの基本情報を入力します。
2-5.予約完了&自動返信で確認
「予約を確定する」ボタンをタップすると予約完了です。
LINEのトーク画面には、予約完了メッセージが自動で届き、日時や人数などの確認ができるようになっています。
3.LINEで予約の導入方法
LINEで予約を受け付けるには、LINE公式アカウントの開設だけで完了するわけではありません。
実際には、「ぐるなび」「エビソル」「一休.com」など、LINEが提携する外部の予約サービスと連携する必要があります。
ここでは、導入前に知っておきたいポイントと、導入の基本的な手順について解説します。
3-1.LINE公式アカウント開設の前に知っておきたいこと
まず押さえておきたいのは、「LINEで予約」はLINE単体の機能ではなく、あくまで外部予約サービスをLINE上で使えるようにする仕組みであるという点です。
つまり、LINE公式アカウントを作成しただけでは予約機能は利用できず、提携サービスに登録し、その管理画面からLINE連携の設定を行う必要があります。
LINE公式アカウント側からの予約手数料無料ですが、利用している連携サービスでは追加料金が発生しないか、まずは契約中のサービスに確認をおすすめします。
3-2.基本設定の流れ
- 外部URLやフォーム(ぐるなび・Googleフォーム等)と連携
- プロフィールやリッチメニューに予約ボタンを設置
外部サービスとの契約・連携準備が整ったら、LINE公式アカウント側での設定を行っていきます。
3-3.プロフィールに「予約ボタン」を設置する
LINE公式アカウントの管理画面の「プロフィール」をクリックし、画面を移動します。
プロフィールのボタンに「予約」ボタンを追加します。
まず「ボタンを追加」から「予約」をクリックし、「次へ」をクリックします。
連携済みの外部予約サービスのURLを設定します。
「保存・公開」をクリックすれば設定完了です。
また予約機能を設置しただけでは、ユーザーに気づかれない可能性があります。
「プロフィールから予約できます」「〇月のご予約はこちら」など、トーク画面での告知やリッチメニューの活用もあわせて行うと効果的です。
このように、LINEで予約を実現するためには、LINE公式アカウントの開設に加え、外部予約サービスとの連携設定が不可欠です。⇒LINE運用サービス説明資料の無料ダウンロードはこちら
4.LINEで予約を利用するメリットとデメリット
LINE予約はとても便利な仕組みですが、実際に使う前に知っておきたい注意点もあります。ここでは、導入前に知っておきたいメリットとデメリットを、それぞれ整理して解説します。
4-1.メリット
LINEで予約を利用するメリットは次の4つです。
- 24時間365日、予約受付が可能
- LINEアプリで完結、ユーザーの操作が簡単
- 予約管理の手間を削減
- LINE公式アカウントからの予約手数料は無料
ひとつずつ解説します。
24時間365日、予約受付が可能
営業時間内に電話がつながらず、予約機会を逃してしまうことは少なくありません。
LINEでの予約受付なら、営業時間外や定休日であっても自動で対応できるため、ユーザーの都合に合わせた予約が可能になります。
また、忙しい時間帯の電話応対が不要になることで、スタッフの業務負担も軽減できます。
LINEアプリで完結、ユーザーの操作が簡単
予約のために専用アプリのインストールやWebフォームの検索を行う必要がなく、日常で使われているLINEアプリ内で完結します。
直感的な操作だけで予約できるため、スマートフォンに不慣れな方でも迷わず利用でき、離脱のリスクも抑えられます。
予約管理の手間を削減
LINE公式アカウントを外部予約サービスと連携することで、空き枠の管理や予約受付をすべて自動化できます。
これにより、従来の電話受付や手書きの顧客管理が不要となり、スタッフの作業工数が大幅に削減できます。ミスの防止や情報の一元管理にもつながります。
LINE公式アカウントからの予約手数料は無料
LINE側が課金する形の予約手数料は発生しないため、コストを抑えながら予約導線を強化できます。
ただし、連携する外部サービスによっては別途月額費用や従量課金が発生することがあるため、導入前に確認しておくことが重要です。
4-2.デメリット・注意点
LINEで予約のデメリットや注意点は次の4つです。
- 対象業種が限定されている
- 顧客データの活用に限界がある
- 予約内容の変更に非対応
- 再来店や販促への導線設計が難しい
ひとつずつ解説します。
対象業種が限定されている
現在「LINEで予約」が利用できるのは飲食業に限られており、美容室やクリニック、イベント業などでは利用できないのが現状です。
業種によっては必要な機能が不足していたり、連携できる予約サービスが対応していないケースもあるため、事前に用途との相性を確認する必要があります。
顧客データの活用に限界がある
LINEで予約を受け付けた場合でも、予約者のデータは基本的に外部サービス側で管理され、LINE公式アカウント単体では詳細な分析やセグメント配信が行えません。
リピーター分析や販促戦略を強化したい場合は、別システムやLステップのようなツールを導入することが検討されます。
予約内容の変更に非対応
一度予約が完了すると、ユーザー自身がLINE上から内容の修正を行うことはできません。
日時や人数の変更には、キャンセル手続き後に再度予約する必要があり、スムーズな自己完結型の予約にはやや不向きといえます。
再来店や販促への導線設計が難しい
LINEで予約後、自動返信メッセージによる予約確認は可能ですが、それ以降の顧客フォローは手動対応が基本となります。
例えば来店後に「お礼メッセージ」や「クーポン配信」などを行いたい場合には、別の仕組みを用意する必要があり、継続的な関係構築にはやや工夫が求められます。
LINEで予約を導入することで業務の効率化が可能になりますが、機能面での制約も存在します。⇒LINE運用サービス説明資料の無料ダウンロードはこちら
5.予約業務を自動化したいなら「Lステップ」
LINE公式アカウントの「LINEで予約」では飲食業以外の業種は対応しておらず、予約後の管理やフォローも手動になりがちです。
こうした課題をまとめて解決できるのは、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」です。
Lステップには、あらゆる業種で使える予約機能があり
- 予約時に取得した顧客情報の保存と蓄積が可能
- 予約受付の完全自動化
- 申込制限や人数制限など設定ができる
- 予約日前のリマインドを自動で送れる
など、予約に関する業務をすべてLINE上で完結できます。
さらに、ユーザーごとに表示を変えられるリッチメニューや自動タグ付け、セグメント配信なども活用すれば、来店後のフォローや再来店の促進まで自動化が可能です。
予約対応の手間を減らしたい方や、LINEをもっと有効活用したい方に、Lステップは非常におすすめです。
6.まとめ|LINEで予約を自動化しよう
本記事では、LINE公式アカウントで利用できる予約システム「LINEで予約」について解説しました。
予約システムを活用することで、お客様対応にかかっていた人件費や時間のコストを削減できます。
さらに、Lステップを活用すれば、飲食業以外の業種でも予約受付からリマインド配信・フォローまでをすべて自動化し、より効率的な運用が可能です。
ぜひ本記事を参考に、LINE公式アカウントを使った予約受付の仕組みを導入してみてください。